海外競馬発売
3月26日(火曜) 時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
DO DEUCE(JPN)
牡5歳 友道 康夫厩舎
通算12戦6勝
DANON BELUGA(JPN)
牡5歳 堀 宣行厩舎
通算10戦2勝
3歳(2022年)2月の共同通信杯(GⅢ・芝1800メートル)を豪快に差し切って重賞初制覇。しかしその後は皐月賞(GⅠ)と日本ダービー(GⅠ)がともに4着。秋も天皇賞(秋)(GⅠ)が3着、ジャパンカップ(GⅠ)も最後の直線で不利もあって5着に終わりました。昨年は3月のドバイターフ(G1・UAE)で後方から鋭く追い込みましたが、このレース3連覇を果たしたロードノースから0.75馬身差の2着。休養を挟んで迎えた8月の札幌記念(GⅡ)で4着の後、天皇賞(秋)(GⅠ)では差してイクイノックスから0秒6差の4着、続く前走11月のジャパンカップ(GⅠ)は後方から伸びましたがイクイノックスから1秒4差の6着でした。
NAMUR(JPN)
牝5歳 高野 友和厩舎
通算14戦5勝
3歳(2022年)3月のチューリップ賞(GⅡ・芝1600メートル)で重賞初制覇。GⅠでもオークス(GⅠ)3着、秋華賞(GⅠ)2着と健闘しました。昨年はマイル路線を歩み、2月の東京新聞杯(GⅢ)で2着に好走。その後、ヴィクトリアマイル(GⅠ)は発走後の不利もあって7着、安田記念(GⅠ)も直線で不利があって16着と不完全燃焼に終わりましたが、秋初戦の富士S(GⅡ・芝1600メートル)を中団から鋭く伸びて制すと、マイルチャンピオンシップ(GⅠ・芝1600メートル)でも後方からの追い込みを決めて連勝。続く前走12月の香港マイル(G1・香港)は後方からの追い上げ及ばず、このレースでG1・10勝目を飾ったゴールデンシックスティから2馬身3/4差の3着でした。
LORD NORTH(IRE)
せん8歳 J&T.ゴスデン厩舎
通算21戦10勝
4歳(2020年)6月のプリンスオブウェールズS(G1・イギリス・芝1990メートル)でG1初制覇。その後、2021年3月のドバイターフ(G1・UAE・芝1800メートル)では後方から鋭く伸びてヴァンドギャルドに3馬身差をつけて優勝すると、翌年3月の同レースでも中団から伸びてパンサラッサと同着で優勝を分け合いました。以降はタタソールズゴールドC(G1・アイルランド)が4着、プリンスオブウェールズS(G1・イギリス)が最下位の5着、エクリプスS(G1・イギリス)が4着と3連敗となっていましたが、約8か月ぶりのレースとなった2023年2月のウインターダービー(G3・イギリス・オールウェザー2000メートル)を制すと、続く3月のドバイターフでは中団から鋭く伸びて、追い込んだダノンベルーガに3/4馬身差をつけて優勝。同レース3連覇を果たしました。その後は長期休養を経て、前走今年2月のウインターダービー(G3・イギリス)で始動。前年と開催競馬場が変わって距離も長くなった中(オールウェザー2200メートル)、中団からよく追い上げましたが、1馬身差の2着に終わっています。
MEASURED TIME(GB)
牡4歳 C.アップルビー厩舎
通算6戦5勝
3歳(2023年)2月のデビュー戦(イギリス・オールウェザー1600メートル)を4馬身差で快勝。そこから半年の休養を経て迎えた2戦目(イギリス・オールウェザー1600メートル)を制すと、初芝となった3戦目(イギリス・芝2000メートル)も差して5馬身差で楽勝しました。しかし続いて狙いを定めた10月のジョッキークラブダービー(リステッド・アメリカ)は降雨によって芝からダートに馬場変更となったことで出走取消。イギリスに戻って走った11月のフラッドリットS(リステッド・イギリス)は2着でした。その後、ドバイに移動。12月のアルラシディヤ(G2・UAE・芝1800メートル)を2番手追走から直線で抜け出して重賞初制覇を果たすと、続く前走1月のジェベルハッタ(G1・UAE・芝1800メートル)も3番手から鋭く伸びて優勝。G1初制覇を果たしています。
MATENRO SKY(JPN)
せん5歳 松永 幹夫厩舎
通算17戦5勝
去勢されて迎えた2023年に本格化。3月の難波S(3勝クラス・芝1800メートル)を逃げ切ると、6月のエプソムC(GⅢ)では先行して3着に好走しました。その後は9月のケフェウスS(オープン特別)が逃げて9着、10月のカシオペアS(リステッド)は5、6番手に控える競馬で4着でしたが、続く12月のリゲルS(リステッド・芝1600メートル)では2番手から抜け出して快勝しました。今年は2月4日の東京新聞杯(GⅢ)では中団追走から直線でもうひと伸びを欠いて5着でしたが、前走2月25日の中山記念(GⅡ・芝1800メートル)では稍重馬場の中3番手につけると、直線で鮮やかに抜け出して2馬身差で優勝。重賞初制覇を果たしています。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
2021年度のJRA賞最優秀2歳牡馬です。2歳時(2021年)は朝日杯フューチュリティS(GⅠ・芝1600メートル)を含む3戦3勝。3歳時の日本ダービー(GⅠ・芝2400メートル)ではイクイノックスにクビ差をつけて優勝し、世代ナンバーワンの座に就きました。その後、秋のニエル賞(G2・フランス)と凱旋門賞(G1・フランス)はそれぞれ4着、19着でシーズンを終了。昨年はシーズン初戦となった京都記念(GⅡ・芝2200メートル)を3馬身半差で完勝しましたが、ドバイターフ(G1)は左前肢跛行のため無念の出走取消となりました。その後復帰戦となった10月の天皇賞(秋)(GⅠ)は道中の力みもあってイクイノックスから1秒4差の7着でしたが、ジャパンカップ(GⅠ)では差してイクイノックスの0秒9差4着に入って上向くと、続く前走12月の有馬記念(GⅠ・芝2500メートル)では後方待機から勝負所で外から一気に進出して優勝。3つ目のGⅠタイトルをつかみました。