海外競馬発売

香港ヴァーズ

シャティン競馬場 2,400メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間12月8日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
UMACA:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間12月8日(日曜)15時10分

発売情報

発売開始時刻
日本時間12月8日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
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2024年香港ヴァーズ 合田's View『世界の合田』によるレース展望

分厚い陣容のヨーロッパ勢

過去10年の勝ち馬を見ると、ヨーロッパ調教馬5頭に対し日本調教馬4頭(他に香港調教馬1頭)の名前が並んでいる。芝2400メートルという競走条件だけに、ヨーロッパ勢と日本勢が拮抗した成績を残しているわけだ。

今年はヨーロッパ勢の陣容が分厚い、

中でも注目は、このレース過去3勝と調教師としての歴代最多勝タイ記録を持つA.オブライエンが送り込む、ルクセンブルクコンティニュアスの2頭だろう。

2歳時から5歳となった今季まで、4年連続でG1制覇を果たしている、ヨーロッパにおけるこの路線のトップホースがルクセンブルクだ。香港は2度目の遠征で、昨年の香港国際競走では2000メートルの香港カップに出走し、ロマンチックウォリアーに短アタマ差に迫る2着となっている。能力の高さとともに、シャティンの馬場への適性も実証済みなわけだ。

父ハーツクライの日本産馬という血統背景をもつコンティニュアス。今季はG3の勝ち鞍しかなく、ここ2戦は2桁着順が続いているが、凱旋門賞(G1・フランス)は道中大きな不利があったし、英チャンピオンS(G1・イギリス)は距離も馬場も不向きだった。昨年秋の2戦(グレートヴォルティジュールS(G2・イギリス)、英セントレジャー(G1・イギリス))で見せたレースぶりは鮮烈で、乾いた馬場の2400メートル戦なら見直すべき馬とみている。

イギリス調教馬ドバイオナー、フランス調教馬イレジンも、G1のタイトルを手にした実績のある馬で、争覇圏にいる馬たちとみるべきだろう。

日本からも、クラシックホースの参戦がある。桜花賞(GⅠ)勝ち馬ステレンボッシュだ。その後、オークス(GⅠ)2着、秋華賞(GⅠ)3着と、三冠すべてで馬券に絡む安定した成績を残している。ここまで出走した7戦中、オークスを含む4戦において、上がり3ハロンの時計(推定)が出走馬中最速という決め手の鋭さが武器だ。3歳牝馬には厳しい戦いのようにも見えるが、今世紀に入ってからのこのレースの勝ち馬には、2003年のヴァレーアンシャンテ、2009年のダリャカーナという2頭の3歳牝馬がいる。ステレンボッシュにとっては心強い材料といえそうだ。

2200メートルから2400メートルのGⅡを3勝しているプラダリア。2016年の勝ち馬サトノクラウン、2019年の勝ち馬グローリーヴェイス、2022年の勝ち馬ウインマリリンは、いずれもその段階ではGⅡまでの勝ち鞍しかなく、ここがG1初制覇だった。このクラスの馬でも通用することが実証されている。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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