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クイーンエリザベスS(G1・芝2000メートル)は、オーストラリアにおける秋の中距離ナンバーワンを決めるレース。2週続けての計2日間で計8つのG1を行うシドニーの一大競馬イベントである「ザ・チャンピオンシップス」の2日目におけるメインレースともなっている。
クイーンエリザベスSが創設されたのは1954年のこと。イギリスのエリザベス女王の来豪を記念して同年2月に芝2400メートル戦としてスタートした(AJCプレートを引き継いだと考え、1851年を始まりとする見方もできる)。
その後、何度かの距離変更を経て、1979年からは現在の2000メートルで固定。2014年に「ザ・チャンピオンシップス」が創設されたことに伴って、総賞金が一気に前年の8倍となる400万オーストラリアドルにまで急増。その後、2023年に500万オーストラリアドルに増額されて今に至っている。
これまで1998年のマイトアンドパワー、2003年のロンロ、そして2017年から3連覇したウィンクスなどオーストラリアを代表する名馬が優勝。日本馬は2015年に初参戦したトーセンスターダムとトゥザワールド(それぞれ5着、12着)を含めてこれまで5頭が出走。クルーガー(2019年)の2着が最高着順となっている。
文:秋山 響(TPC)
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