海外競馬発売
5月1日(水曜) 時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
FIERCENESS(USA)
牡3歳 T.プレッチャー厩舎
通算5戦3勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2024年3月30日 |
ガルフストリームパーク
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ダート1,800メートル | フロリダダービー(G1) | 1着 | PLAY |
2024年2月3日 |
ガルフストリームパーク
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ダート1,700メートル | ホーリーブルS(G3) | 3着 | PLAY |
2023年11月3日 |
サンタアニタパーク
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ダート1,700メートル | ブリーダーズカップジュベナイル(G1) | 1着 | |
2023年10月7日 |
アケダクト
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ダート1,600メートル | 米シャンパンS(G1) | 7着 | |
2023年8月25日 |
サラトガ
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ダート1,200メートル | 2歳未勝利 | 1着 |
SIERRA LEONE(USA)
牡3歳 C.ブラウン厩舎
通算4戦3勝
日本から参戦するフォーエバーヤングのいとこです。1歳(2022年)8月のファシグティプトンサラトガセールで、この年の同セールにおける最高価格となる230万ドルで落札。昨年11月のデビュー戦(ダート1600メートル)を制すと、続く12月のレムゼンS(G2)は離れた最後方からまくって直線半ばで一旦は先頭に立ちましたが、そこからドーノックに差し返されて2着でした。今年は初ブリンカーとなった2月のリズンスターS(G2・ダート1800メートル)を不良馬場の中、中団やや後方から直線では大外を伸びてトラックファントムに半馬身差をつけて優勝すると、続く前走4月のブルーグラスS(G1・ダート1800メートル)では10頭立ての9番手追走から徐々にポジションを押し上げて、6番手で直線に向くと、そこから力強い末脚を披露して、ジャストアタッチに1馬身半差をつける快勝。G1初制覇を果たしています。
FOREVER YOUNG(JPN)
牡3歳 矢作 芳人厩舎
通算5戦5勝
昨年10月の新馬戦(ダート1800メートル)でデビュー勝ちを果たすと、続く11月のJBC2歳優駿(JpnⅢ・門別・ダート1800メートル)を差し切って優勝。さらに12月の全日本2歳優駿(JpnⅠ・川ア・ダート1600メートル)も先行抜け出しの競馬で7馬身差で圧勝して2歳時を3戦3勝で終えました。今年はシーズン初戦となった2月のサウジダービー(G3・サウジアラビア・ダート1600メートル)を中団やや後方の追走からアメリカのリステッド勝ち馬であるブッケムダンノを差し切って優勝すると、続く前走3月のUAEダービー(G2・UAE・ダート1900メートル)では先行4頭を見る形でレースを進め、UAEのリステッドで2着の実績があったオートバーンを直線でかわして2馬身差で優勝。デビューからの連勝を5に伸ばしています。
CATCHING FREEDOM(USA)
牡3歳 B.コックス厩舎
通算5戦3勝
昨年10月にチャーチルダウンズ競馬場でデビュー勝ち(ダート1600メートル)。そこから11月の条件戦では直線で馬群を捌けず4着の後、今年元日に行われたスマーティージョーンズS(リスッテッド・ダート1700メートル)では後方から鋭く伸びて2馬身半差で優勝しました。その後、水の浮く不良馬場で争われた2月のリズンスターS(G2)はシエラレオーネの3着でしたが、良馬場で行われた前走3月のルイジアナダービー(G2・ダート1900メートル)では最後方から追い上げて、同じく追い込んだオナーマリーに1馬身差をつけて優勝。重賞初制覇を果たしました。
STRONGHOLD(USA)
牡3歳 P.ダマート厩舎
通算6戦3勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2024年4月6日 |
サンタアニタパーク
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ダート1,800メートル | サンタアニタダービー(G1) | 1着 | PLAY |
2024年2月18日 |
サンランドパーク
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ダート1,700メートル | サンランドパークダービー(G3) | 1着 | |
2023年12月16日 |
ロスアラミトス
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ダート1,700メートル | ロスアラミトスフューチュリティ(G2) | 2着 | |
2023年11月19日 |
デルマー
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ダート1,400メートル | ボブホープS(G3) | 2着 | |
2023年10月1日 |
チャーチルダウンズ
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ダート1,600メートル | 2歳未勝利 | 1着 |
昨年10月にチャーチルダウンズ競馬場で行われたダート1600メートル戦でレジリエンスやトラックファントムを下して初勝利。しかし続く11月のボブホープS(G3)は8馬身3/4差の2着、12月のロスアラミトスフューチュリティ(G2)も直線での競り合いで半馬身後れをとって2着でした。今年は2月のサンランドパークダービー(G3・ダート1700メートル)を2番手から早めに抜け出す競馬で制して重賞初制覇。続く4月の前走サンタアニタダービー(G1・ダート1800メートル)では先行3頭を見る形でレースを進め、最後は2着馬との競り合いをクビ差でものにして優勝。G1タイトルをつかみました。
T O PASSWORD(JPN)
牡3歳 高柳 大輔厩舎
通算2戦2勝
今年1月にダート1800メートルの新馬戦でデビュー。逃げ馬をすぐ右斜め前に見ながらレースを進めた後、直線入り口で持ったままで先頭に立つと、そこから2馬身差をつけて優勝しました。そして迎えた前走3月のオープン特別・伏竜S(ダート1800メートル)では最初の1000メートルを63秒9のペースで逃げると、最後はアラレタバシルの追い上げをアタマ差しのいで優勝。「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の首位に立って、ケンタッキーダービーの出走権を確保しました。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
重馬場で行われた昨年8月のデビュー戦(ダート1200メートル)を逃げて11馬身1/4差で楽勝。その後、不良馬場の米シャンパンS(G1)はスタートで躓いたことも響いたのか7着でしたが、続く11月のブリーダーズカップジュベナイル(G1・ダート1700メートル)では2番手追走から4コーナー手前で先頭に立つと、そこからさらにリードを広げて6馬身1/4差で快勝。G1初制覇でシーズンを締めくくり、米最優秀2歳牡馬に輝きました。今年は始動戦となった2月のホーリーブルS(G3)では少し遅れ気味のスタートから先行して3着に終わりましたが、続く前走3月のフロリダダービー(G1・ダート1800メートル)ではスタートを決めて逃げると、最後は流す余裕を見せながらレース史上最大着差となる13馬身半差で圧勝。鮮やかに巻き返しました。