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ケンタッキーダービーの出走権を巡るポイントが設定された競走によって構成された「ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」で、最高得点をマークしたのがC.ブラウン厩舎のシエラレオーネだ。
今年に入ってリズンスターS(G2・アメリカ)、ブルーグラスS(G1・アメリカ)を連勝。その2戦とも、道中後方馬群から追い込んでの勝利だった。確かな末脚を武器とする馬だが、多頭数のダービーで馬群をさばき切れるかという不安材料がある。
前売りでシエラレオーネと人気を二分しているのが、T.プレッチャー厩舎のフィアースネスだ。2歳だった昨年、デビュー3戦目のブリーダーズカップジュベナイル(G1・アメリカ)を制してエクリプス賞最優秀2歳牡馬の座に就いた同馬。今季2戦目となったフロリダダービー(G1・アメリカ)をレース史上最大となる13馬身1/2差で制しての参戦となる。デビュー2戦目の米シャンパンS(G1・アメリカ)では勝ち馬に20馬身以上離された7着。今季初戦となったホーリーブルS(G3・アメリカ)が圧倒的1番人気を裏切り3着と、強さと同時に脆さも持つ馬だ。
リズンスターSでシエラレオーネの3着に敗れた後、ルイジアナダービー(G2・アメリカ)を快勝しての参戦となるのが、B.コックス厩舎のキャッチングフリーダムだ。シエラレオーネ同様、この馬も末脚を武器とした馬である。
西海岸勢を代表しての参戦となるのが、P.ダマート厩舎のストロングホールドだ。今年に入ってサンランドパークダービー(G3・アメリカ)、サンタアニタダービー(G1・アメリカ)を連勝しての参戦となっている。
第150回ケンタッキーダービーに日本勢は2頭が臨む。
UAEダービー(G2・UAE)を快勝し、デビューから無敗の5連勝を飾っての参戦となるのが、矢作芳人厩舎のフォーエバーヤングだ。4月4日から6日にかけて売り出されたケンタッキーダービー・フューチャーウェイジャー・プール6を終えて3番人気に支持されている。日本調教馬がケンタッキーダービーに有力馬の1頭として出走するだけでも、既にして胸熱である。
3月23日に中山で行われたオープン特別・伏竜Sを制し、「ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」でポイント首位に立っての参戦となったのが、高柳大輔厩舎のテーオーパスワードだ。デビュー3戦目でのケンタッキーダービー制覇を果たせば、1883年のレオネイタス以来141年ぶりの快挙となる。
1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。
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