海外競馬発売
12月4日(水曜) 時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
LIBERTY ISLAND(JPN)
牝4歳 中内田 充正 厩舎
通算9戦5勝
ROMANTIC WARRIOR(IRE)
せん6歳 C.シャム 厩舎
通算21戦16勝
2022年4月のクイーンエリザベスⅡ世C(G1・香港・芝2000メートル)でG1初制覇。以降、香港を代表する中距離馬として活躍しており、2022/2023年シーズンは香港カップ(G1・香港・芝2000メートル、4馬身半差の2着にダノンザキッド)、クイーンエリザベスⅡ世C(2馬身差の2着にプログノーシス)とG1を2勝。2023/2024年シーズンもコックスプレート(G1・オーストラリア・芝2040メートル)を皮切りに、連覇を果たした香港カップ、ヴォイッジバブルを下した香港ゴールドC(G1・香港・芝2000メートル)、プログノーシスにクビ差をつけて史上初の3連覇を達成した4月のクイーンエリザベスⅡ世C、そしてナミュールに半馬身差をつけた安田記念(GⅠ・芝1600メートル)とG1・5連勝を記録。香港年度代表馬に選出されました。今シーズンは前走11月の香港ジョッキークラブC(G2・香港・芝2000メートル)で始動。他馬よりも5ポンド重い斤量でしたが、中団待機から直線で楽に抜け出すと、最後は流しながらも4馬身1/4差で優勝。連勝を6に伸ばしています。
SPIRIT DANCER(GB)
せん7歳 R.フェイヒー 厩舎
通算28戦9勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2024年11月15日 |
サヒール
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芝2,000メートル | バーレーンインターナショナルトロフィー(G2) | 1着 | PLAY |
2024年10月12日 |
ニューマーケット
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芝1,800メートル | ダーレーS(G3) | 7着 | PLAY |
2024年3月30日 |
メイダン
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芝2,410メートル | ドバイシーマクラシック(G1) | 11着 | PLAY |
2024年2月24日 |
キングアブドゥルアジーズ
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芝2,100メートル | ネオムターフC(G2) | 1着 | |
2024年1月26日 |
メイダン
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芝1,800メートル | ジェベルハッタ(G1) | 4着 |
6歳(2023年)8月のストレンソールS(G3・イギリス・芝1760メートル)で重賞初挑戦初制覇。同年11月にはバーレーンインターナショナルトロフィー(G2・バーレーン・芝2000メートル)を後方待機から直線で突き抜けて優勝しました。今年は1月のジェベルハッタ(G1・UAE)で4着の後、2月のネオムターフC(G2・サウジアラビア・芝2100メートル)では中団追走から息の長い脚を使って、キラーアビリティに1馬身差をつけて優勝。その後、3月のドバイシーマクラシック(G1・UAE)は後方のまま11着(レース後に右前肢の跛行が認められました)、復帰戦となった10月のダーレーS(G3・イギリス)も7着に終わりましたが、続く11月の前走バーレーンインターナショナルトロフィーでは後方から末脚を伸ばして、前走で大きく離されて負けていたリードアーティストに1馬身1/4差をつけて優勝。同レース連覇としました。
TASTIERA(JPN)
牡4歳 堀 宣行 厩舎
通算10戦3勝
2023年度のJRA賞最優秀3歳牡馬です。3歳(2023年)3月の弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ・芝2000メートル)で重賞初制覇。皐月賞(GⅠ)はソールオリエンスの末脚に屈して2着でしたが、続く日本ダービー(GⅠ・芝2400メートル)では4、5番手追走から早目に先頭に立つと、最後はソールオリエンスの追い上げをクビ差しりぞけて優勝。第90代日本ダービー馬の座に就きました。その後、日本ダービー以来のレースとなった菊花賞(GⅠ)で2着の後、有馬記念(GⅠ)は最終コーナーから直線にかけてスムーズさを欠く場面もあって6着。今年に入って大阪杯(GⅠ)11着、天皇賞(春)(GⅠ)7着とやや精彩を欠いていましたが、前走10月の天皇賞(秋)(GⅠ)ではドウデュースにはかわされましたが、先行策から長くいい脚を使って1馬身1/4差の2着に好走。復活の狼煙を上げています。
WINGSPAN(IRE)
牝3歳 A.オブライエン 厩舎
通算7戦2勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2024年11月2日 |
デルマー
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芝2,400メートル | ブリーダーズカップターフ(G1) | 5着 | PLAY |
2024年10月19日 |
アスコット
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芝2,320メートル | 英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1) | 2着 | PLAY |
2024年9月15日 |
カラ
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芝2,000メートル | ブランドフォードS(G2) | 2着 | |
2024年8月31日 |
カラ
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芝1,800メートル | スノーフェアリーフィリーズS(G3) | 3着 | |
2024年8月14日 |
ゴーランパーク
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芝1,890メートル | ハリーハリエットS(リステッド) | 1着 |
3歳(2024年)4月のデビュー戦(アイルランド・芝1600メートル)を先行策で優勝。2戦目のサルサビルS(G3・アイルランド)は逃げて6着でしたが、3戦目のハリーハリエットS(リステッド・アイルランド・芝1890メートル)では中団から差す競馬で優勝しました。その後は、最後に進路をカットされて2着馬からハナ差の3着だったスノーフェアリーフィリーズS(G3・アイルランド)、逃げてクビ差の2着だった9月のブランドフォードS(G2・アイルランド)を経て向かった10月の英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1・イギリス)では勝ったカルパナには2馬身差をつけられたものの、逃げ粘って2着に好走。続いて牡馬相手となった前走11月のブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ)では4、5番手に控える形でレースを進め、勝ったレベルズロマンスから3馬身半差の5着に入りました。
CALIF(GER)
せん5歳 C&Y.レルネール 厩舎
通算24戦5勝
4歳(2023年)5月のバーデンマイル(G3・ドイツ・芝1600メートル)を5馬身差で圧勝して重賞初制覇。その後9月にエッティンゲンレネン(G2・ドイツ・芝1600メートル)を制すと、現オーナーにセールで購買されて、ドイツからバーレーンに移籍。バーレーンインターナショナルトロフィー(G2・バーレーン)に参戦しましたが、勝ったスピリットダンサーの9着(禁止薬物の陽性反応でのちに失格)に終わりました。今年は2月のネオムターフC(G2・サウジアラビア)でスピリットダンサーの3着、3月のドバイターフ(G1・UAE)7着の後、フランスに移籍。6月のラクープ(G3・フランス・芝2000メートル)を先行策から制すと、7月のバイエルンツホトレネン(G1・ドイツ・芝2000メートル)も好位から抜け出して、最後はファンタスティックムーンの追い上げを1馬身差凌いでG1初制覇を果たしました。しかしその後は10月のドラール賞(G2・フランス)が先行して4着、続く前走11月のバーレーンインターナショナルトロフィー(G2・バーレーン)も後方から追い上げましたが、このレース連覇としたスピリットダンサーから3馬身1/4差の3着に終わっています。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
2022年度のJRA賞最優秀2歳牝馬、2023年度の同最優秀3歳牝馬です。2歳(2022年)12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ・芝1600メートル)を2馬身半差で快勝。昨年も同世代の牝馬に対して圧倒的な強さを見せて、4月の桜花賞(GⅠ・芝1600メートル)を3/4馬身差、5月のオークス(GⅠ・芝2400メートル)を6馬身差、そして10月の秋華賞(GⅠ・芝2000メートル)を1馬身差で制して、史上7頭目となる牝馬三冠を達成。続くジャパンカップ(GⅠ)ではイクイノックスには4馬身差をつけられましたが、先行策からよく伸びて2着に入りました。今年は3月のドバイシーマクラシック(G1・UAE)で始動してレベルスロマンスの3着に入りましたが、その後、右前脚の種子骨靭帯の炎症が判明して休養入り。復帰戦となった前走10月の天皇賞(秋)(GⅠ)は序盤中団追走から徐々にポジションを上げて、3、4番手で直線に向きましたが、そこから本来の伸び脚が見られず13着に終わっています。