海外競馬発売
3月26日(火曜) 時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
AUGUSTE RODIN(IRE)
牡4歳 A.オブライエン厩舎
通算10戦7勝
LIBERTY ISLAND(JPN)
牝4歳 中内田 充正厩舎
通算7戦5勝
2022年度のJRA賞最優秀2歳牝馬、2023年度の同最優秀3歳牝馬です。2歳(2022年)12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ・芝1600メートル)を2馬身半差で快勝。3歳となった昨年も同世代の牝馬に対して圧倒的な強さを見せて、4月の桜花賞(GⅠ・芝1600メートル)を3/4馬身差、5月のオークス(GⅠ・芝2400メートル)を6馬身差、そして10月の秋華賞(GⅠ・芝2000メートル)を1馬身差で制して、史上7頭目となる牝馬三冠を達成しました。続いて向かった前走11月のジャパンカップ(GⅠ・芝2400メートル)ではイクイノックスには4馬身差をつけられましたが、先行策からよく伸びて、ひとつ年上の二冠牝馬スターズオンアースには1馬身先着する2着に入りました。
STARS ON EARTH(JPN)
牝5歳 高柳 瑞樹厩舎
通算12戦3勝
2022年度のJRA賞最優秀3歳牝馬です。3歳(2022年)4月の桜花賞(GⅠ・芝1600メートル)では直線で内からぶつけられる不利を受けながらも最後にグイっとひと伸びして優勝。続くオークス(GⅠ・芝2400メートル)も中団待機から直線で突き抜けて1馬身1/4差で優勝しました。しかしレース後に両前肢の骨折が判明。ぶっつけで臨んだ秋華賞(GⅠ)3着の後には左前肢の繋靭帯に炎症が見られて休養に入りました。昨年は復帰戦となった4月の大阪杯(GⅠ)で発馬で後手を踏みながら鋭く追い込んで2着の後、ヴィクトリアマイル(GⅠ)は先行して伸び切れず3着。秋は11月のジャパンカップ(GⅠ)で好位から脚を伸ばしてイクイノックスから0秒8差の3着の後、前走12月の有馬記念(GⅠ)は離れた2番手追走から直線でもよく伸びましたが、直線で内にもたれたこともあってか、ドウデュースの半馬身差2着でした。
JUSTIN PALACE(JPN)
牡5歳 杉山 晴紀厩舎
通算13戦5勝
2歳時(2021年)にホープフルS(GⅠ)で2着に入るなど早くから活躍。3歳9月には神戸新聞杯(GⅡ・芝2200メートル)で重賞初制覇を果たしました。昨年は飛躍の年となり、春の阪神大賞典(GⅡ・芝3000メートル)と天皇賞(春)(GⅠ・芝3200メートル)を連勝してGⅠ初制覇を果たしました。その後は3戦して勝利を収められずにいますが、宝塚記念(GⅠ)は後方からじわじわと脚を伸ばしてイクイノックスから0秒2差の3着、天皇賞(秋)(GⅠ)は出遅れ気味のスタートから追い込んでイクイノックスの0秒4差2着、そして前走12月の有馬記念(GⅠ)も二の脚がつかず後方からの競馬となりましたがドウデュースから0秒3差の4着に追い込んでいます。
SHAHRYAR(JPN)
牡6歳 藤原 英昭厩舎
通算14戦4勝
3歳(2021年)3月の毎日杯(GⅢ・芝1800メートル)で重賞初制覇を果たすと、続く日本ダービー(GⅠ・芝2400メートル)も連勝。4歳時もドバイシーマクラシック(G1・UAE・芝2410メートル)を先行抜け出しの競馬で制して、日本ダービー馬としては史上初となる海外G1制覇を達成しました。昨年はドバイシーマクラシック(G1・UAE)で5着の後、8月の札幌記念(GⅡ)は11着でしたが、喉頭蓋エントラップメントの手術を受けて迎えた11月のブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ)では中団から伸びてオーギュストロダンから1馬身1/4差の3着に好走。続く前走12月の有馬記念(GⅠ)でも内ラチ沿いの4番手追走から直線でしぶとく脚を伸ばしてドウデュースから0秒3差の5着に入りました。
REBEL'S ROMANCE(IRE)
せん6歳 C.アップルビー厩舎
通算17戦11勝
3歳(2021年)3月のUAEダービー(G2・UAE・ダート1900メートル)で重賞初制覇。その後芝に転向し、4歳8月のベルリン大賞(G1・ドイツ・芝2400メートル)でG1初制覇を果たすと、続くオイロパ賞(G1・ドイツ・芝2400メートル)とブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ・芝2400メートル)も連勝して、G1・3連勝でシーズンを終えました。昨年は前肢の炎症のため、ぶっつけでの参戦を余儀なくされた3月のドバイシーマクラシック(G1・UAE)でイクイノックスの7着の後、7月のボウリンググリーンS(G2・アメリカ)は2周目3コーナーで競走中止(落馬)。続いて降雨による馬場悪化のため予定より1週間遅れの開催となった10月のジョーハーシュターフクラシック(G1・アメリカ)は不得手の道悪もこたえたか4着でしたが、12月のワイルドフラワーS(リステッド・イギリス・オールウェザー2400メートル)を中団から鋭く抜け出して制すと、今年2月の前走アミールトロフィー(G3・カタール・芝2400メートル)ではスローペースと見るや逃げの手に出て優勝しました(3馬身差の2着にゼッフィーロ)。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
アイルランド産のディープインパクト産駒です。2歳時(2022年)はフューチュリティトロフィーS(G1・イギリス・芝1600メートル)優勝を含む4戦3勝。昨年は初戦の英2000ギニー(G1・イギリス)12着の後、続く良馬場の英ダービー(G1・イギリス・芝2410メートル)で中団待機から直線で鮮やかな末脚を披露して優勝すると、愛ダービー(G1・アイルランド・芝2400メートル)は先行して制しました。その後は7月のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)では少し渋った馬場の影響もあったか最下位10着でしたが、良馬場で争われた9月の愛チャンピオンS(G1・アイルランド・芝2000メートル)では先行策から直線で前年の覇者ルクセンブルクをかわして快勝。続いて同じく良馬場となった前走11月のブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ・芝2400メートル)では中団追走から最終コーナーで内を突いて抜け出して優勝し、5度目のG1制覇を果たしています。