海外競馬発売

シーマクラシック(G1)

メイダン競馬場 2410メートル(芝)南半球産馬3歳以上、北半球産馬4歳以上

発売開始時刻
日本時間3月30日(土曜)
ネット投票:7時00分
UMACA投票:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間3月31日(日曜)1時00分

発売情報

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日本時間3月30日(土曜)
ネット投票:7時00分
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2024年ドバイシーマクラシック 合田's View『世界の合田』によるレース展望

豪華メンバーが集った一戦

2023年ロンジンワールドベストレースランキングで2位となったこの競走だが、今年も素晴らしいメンバーが集った。

過去10回のこのレースのうち半数の5回を制しているヨーロッパ勢(UAE勢を除く)の代表格となるのがアイルランドのA.オブライエン厩舎のオーギュストロダンだ。ディープインパクトのラストクロップの1頭である同馬と日本調教馬の対決は、2024年の世界の競馬における見せ場の1つと言われていたが、それが早くも実現するのである。3歳だった昨年、2000メートルから2400メートルの路線で4つのG1を制し、2023年ロンジンワールドベストホースランキングのLコラム(芝2101メートルから2700メートル)で3歳第2位の評価を受けた実力馬だが、オブライエン厩舎の管理馬は概して、春先はパフォーマンスの質が落ちる傾向があるのが、唯一の懸念材料だ。

牡馬の一線級を撃破したコロネーションC(G1・イギリス)の内容が評価され、2023年のロンジンワールドベストホースランキングで牝馬首位タイの座に就いたのが、イギリス調教馬エミリーアップジョンである。子息のセイディとともにこの馬を管理するジョン・ゴスデンは、このレース3勝の歴代最多勝利調教師だ。

2022年・2023年とこのレース連勝中の日本勢は4頭が出走を予定している。中でも、日本のみならず世界の競馬ファンが「日本から出現した新たなスーパーホースか」と注目しているのが、リバティアイランドである。3歳牝馬三冠を制した後に勇躍挑んだジャパンカップ(GⅠ)で、世界最強馬には4馬身及ばなかったもの、2着を死守。2023年世界ランキングで、前述したエミリーアップジョンと横並びの牝馬首位タイという高い評価を受けた。昨年のイクイノックス同様に、ドバイを舞台に鮮烈な世界デビューを果たすことが出来るかどうか。

リバティアイランドより1世代上の二冠牝馬スターズオンアース。6か月半の休み明けだったにもかかわらずリバティアイランドから1馬身差の3着に入ったジャパンカップ、大外枠の不利を克服して勝ち馬ドウデュースに半馬身差まで迫った有馬記念(GⅠ)と、昨年終盤に内容の非常に濃いレースを2度続けている。

地元のファンが熱い期待を寄せるのが、ゴドルフィンのレベルスロマンスだ。4歳時にブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ)などこの路線のG1を3勝した同馬。5歳時は低迷したが、2月17日にカタールで行われたアミールトロフィー(G3)を3馬身差で快勝し、鮮やかな復活を遂げている。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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