海外競馬発売
11月2日(木曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
INSPIRAL(GB)
牝4歳 J.ゴスデン厩舎
通算12戦8勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2023年10月7日 |
ニューマーケット
|
芝1,600メートル | サンチャリオットS(G1) | 1着 |
2023年8月13日 |
ドーヴィル
|
芝1,600メートル | ジャックルマロワ賞(G1) | 1着 |
2023年8月2日 |
グッドウッド
|
芝1,600メートル | サセックスS(G1) | 5着 |
2023年6月20日 |
アスコット
|
芝1,600メートル | クイーンアンS(G1) | 2着 |
2022年10月15日 |
アスコット
|
芝1,600メートル | クイーンエリザベスⅡ世S(G1) | 6着 |
IN ITALIAN(GB)
牝5歳 C.ブラウン厩舎
通算13戦7勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2023年10月7日 |
キーンランド
|
芝1,600メートル | ファーストレディS(G1) | 2着 |
2023年7月15日 |
サラトガ
|
芝1,800メートル | ダイアナS(G1) | 2着 |
2023年6月9日 |
ベルモントパーク
|
芝1,600メートル | ジャストアゲームS(G1) | 1着 |
2023年4月15日 |
キーンランド
|
芝1,700メートル | ジェニーワイリーS(G1) | 1着 |
2022年11月5日 |
キーンランド
|
芝1,900メートル | ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1) | 2着 |
昨年7月にサラトガ競馬場で行われたダイアナS(G1・芝1800メートル)をコースレコードで逃げ切ってG1初制覇。続くファーストレディS(G1・芝1600メートル)も複数G1勝ちの強豪リーガルグローリーを相手に逃げ切りましたが、ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1)は逃げて英オークス馬チューズデーの2着でした。今年は4月のジェニーワイリーS(G1・芝1700メートル)を3馬身差、6月のジャストアゲームS(G1・芝1600メートル)を3馬身3/4差でともに逃げ切りましたが、その後は7月のダイアナS(G1)がゴール前でホワイトビームにハナ差交わされて2着、前走の10月のファーストレディS(G1)もゴール前でジーナロマンティカにつかまってアタマ差の2着に終わっています。
WARM HEART(IRE)
牝3歳 A.オブライエン厩舎
通算8戦5勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2023年9月10日 |
パリロンシャン
|
芝2,400メートル | ヴェルメイユ賞(G1) | 1着 |
2023年8月24日 |
ヨーク
|
芝2,370メートル | ヨークシャーオークス(G1) | 1着 |
2023年7月22日 |
カラ
|
芝2,400メートル | 愛オークス(G1) | 5着 |
2023年6月22日 |
アスコット
|
芝2,390メートル | リブルスデールS(G2) | 1着 |
2023年5月20日 |
ニューベリー
|
芝2,000メートル | フィリーズトライアルS(リステッド) | 1着 |
今年5月にデビュー3戦目(アイルランド・芝2000メートル)で初勝利を挙げると、続くフィリーズトライアルS(リステッド・イギリス・芝2000メートル)とリブルスデールS(G2・イギリス・芝2390メートル)も連勝しました。その後は、愛オークス(G1・アイルランド・芝2400メートル)は重馬場がこたえたか5着に終わりましたが、8月のヨークシャーオークス(G1・イギリス・芝2370メートル)を4番手から直線半ばで先頭に立ってアタマ差で制すと、続く前走9月のヴェルメイユ賞(G1・フランス・芝2400メートル)もスタートで躓きながらも好位につけると最後は2着馬との競り合いを短クビ差で制して優勝。ともに勝負根性を示す形で、G1連勝としました。
WIN MARILYN(JPN)
牝6歳 手塚 貴久厩舎
通算20戦6勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2023年9月24日 |
中山
|
芝2,200メートル | オールカマー(GⅡ) | 9着 |
2023年8月20日 |
札幌
|
芝2,000メートル | 札幌記念(GⅡ) | 9着 |
2023年3月25日 |
メイダン
|
芝2,410メートル | ドバイシーマクラシック(G1) | 6着 |
2022年12月11日 |
シャティン
|
芝2,400メートル | 香港ヴァーズ(G1) | 1着 |
2022年11月13日 |
阪神
|
芝2,200メートル | エリザベス女王杯(GⅠ) | 2着 |
3歳(2020年)4月のフローラS(GⅡ・芝2000メートル)で重賞初制覇。続くオークス(GⅠ)でも2着に好走しました。4歳時は日経賞(芝2500メートル)、オールカマー(芝2200メートル)と牡馬混合のGⅡに2勝。5歳時はシーズンの序盤こそ振るいませんでしたが、エリザベス女王杯(GⅠ)2着を経て向かった12月の香港ヴァーズ(G1・香港・芝2400メートル)では後方から鋭く伸びて優勝。G1初制覇を果たしました。6歳となった今年は3月のドバイシーマクラシック(G1・UAE)で6着に終わると、帰国初戦となった札幌記念(GⅡ)は先行して9着。続く前走9月のオールカマー(GⅡ)も先行して9着に終わりました。
FEV ROVER(IRE)
牝5歳 M.キャシー厩舎
通算19戦6勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2023年10月8日 |
ウッドバイン
|
芝2,000メートル | E.P.テイラーS(G1) | 1着 |
2023年9月9日 |
ウッドバイン
|
芝1,800メートル | カナディアンS(G2) | 4着 |
2023年8月12日 |
コロニアルダウンズ
|
芝1,900メートル | ベヴァリーD.S(G1) | 1着 |
2023年7月15日 |
サラトガ
|
芝1,800メートル | ダイアナS(G1) | 3着 |
2023年7月1日 |
ウッドバイン
|
芝1,600メートル | 加ナッソーS(G2) | 1着 |
イギリス調教馬時代には2歳時(2020年)に制したカルヴァドス賞(G2・フランス・芝1400メートル)、3歳時に3着になった英1000ギニー(G1・イギリス)などを含む11戦2勝。その後3歳12月の現役馬セールで現オーナーに売却されて北米に移籍しました。新天地では昨年8月のカナディアンS(G2・カナダ・芝1800メートル)で重賞制覇。今年はシーズン初戦となった7月の加ナッソーS(G2・カナダ・芝1600メートル)で最後方からの追い込みを決めて優勝すると、中1週のダイアナS(G1・アメリカ)3着を経て向かった8月のベヴァリーD.S(G1・アメリカ・芝1900メートル)を逃げ切ってG1初制覇を果たしました。その後はカナディアンS(G2・カナダ)は4着でしたが、続く前走10月のE.P.テイラーS(G1・カナダ・芝2000メートル)では先行策から抜け出して優勝。2つ目のG1タイトルを手にしました。
DIDIA(ARG)
牝5歳 I.コレアスⅣ厩舎
通算13戦9勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2023年10月7日 |
サンタアニタパーク
|
芝2,000メートル | ロデオドライブS(G2) | 1着 |
2023年6月9日 |
ベルモントパーク
|
芝2,000メートル | ニューヨークS(G1) | 2着 |
2023年5月5日 |
チャーチルダウンズ
|
芝1,800メートル | モデスティS(G3) | 1着 |
2023年3月25日 |
フェアグラウンズ
|
芝1,700メートル | トムベンソンメモリアルS(リステッド) | 1着 |
2022年8月16日 |
コロニアルダウンズ
|
芝1,700メートル | 3歳以上牝馬オープン | 1着 |
アルゼンチンでデビュー。3歳(2021年)11月のエンリケアセバル大賞(G1・アルゼンチン・芝2000メートル)を3馬身差で逃げ切ってG1初制覇を果たすと、続いて古馬相手となった12月のコパデプラタ大賞(G1・アルゼンチン・芝2000メートル)も4馬身差で逃げ切り勝ち(勝ちタイムの1分56秒81は当時のアルゼンチンレコード)。同年のアルゼンチン年度代表牝馬と同最優秀3歳牝馬に輝きました。アメリカに移籍後の昨年は夏に2連勝。今年は復帰戦となった3月のトムベンソンメモリアルS(リステッド・アメリカ・芝1700メートル)と5月のモデスティS(G3・アメリカ・芝1800メートル)を連勝の後、6月のニューヨークS(G1・アメリカ)は逃げ馬をとらえられず2着。その後、出走を予定していた8月のベヴァリーD.S(G1・アメリカ)を頭部の負傷で出走を取り消しましたが、約4か月ぶりのレースとなった前走10月のロデオドライブS(G2・アメリカ・芝2000メートル)では中団から鋭く伸びて優勝しています。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
2歳時(2021年)はフィリーズマイル(G1・イギリス・芝1600メートル)を含む4戦4勝で欧州最優秀2歳牝馬に選出。昨年も6月のコロネーションS(G1・イギリス・芝1590メートル)と8月のジャックルマロワ賞(G1・フランス・芝1600メートル)を制して欧州最優秀3歳牝馬に輝きました。今年は筋肉の痙攣でロッキンジS(G1・イギリス)を回避して向かった6月のクイーンアンS(G1・イギリス)がクビ差の2着。その後、8月上旬のサセックスS(G1・イギリス)は苦手の道悪で最下位5着に終わりましたが、同月中旬のジャックルマロワ賞(G1・フランス・芝1600メートル)では後方からの追い込みを決めて優勝。さらに続く前走10月のサンチャリオットS(G1・イギリス・芝1600メートル)も中団追走から持ったままで先頭に立ってマルキーズドセヴィニエに3馬身3/4差をつけて勝利。5つ目のG1制覇を果たしています。マイルを超える距離の経験はなく、初の2000メートルがポイントになります。