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アメリカ競馬における下半期のハイライトとなるブリーダーズカップ(以下、BC)開催。全部で14ものG1が行われるその中にあって、芝の女王を決める位置づけにあるのがBCフィリー&メアターフ(G1)である。
BCフィリー&メアターフは1984年のBCスタート時にはなかったレースで、それから15年後の1999年に創設。新設から2年間はグレード格付け(G1、G2、G3)の対象にはならないという原則を破って、創設年からいきなりG1格付けを得て開催された。記念すべき第1回のレースはアメリカのソアリングソフトリーが制した。
その後は2001年に制したバンクスヒル(フランス)、2004、2006年と2勝を挙げて、それぞれの年でヨーロッパ年度代表馬に選ばれたウィジャボード(イギリス)、2018年優勝のシスターチャーリー(アメリカ)など多くの名牝が優勝。昨年は同年の英オークス馬チューズデー(アイルランド)が制した。
日本調教馬は2000年にマルターズスパーブが初参戦して13着。その後、2010年のレッドディザイアが4着、2016年のヌーヴォレコルトも11着に敗れていたが、2021年にラヴズオンリーユーが見事に優勝。日本調教馬として史上初となるBC制覇を成し遂げた。
文:秋山 響(TPC)
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