写真をクリックすると、詳細がご覧いただけます。また、詳細の馬名をクリックすると、競走馬情報がご覧いただけます。
牡4歳
調教師:中内田充正(栗東)
キャリア6戦で敗れたのは1度だけ。唯一敗れた2023年神戸新聞杯(4着)も勝ち馬から0秒1差の惜敗だった。1800メートルと2000メートルでは5戦5勝と負けていない。得意の中距離戦で重賞初制覇を狙う。
昨年1月のデビューから3連勝。重賞初挑戦だった神戸新聞杯(4着)は、春のクラシック出走馬を相手に勝ち馬から0秒1差の接戦を演じた。続く3勝クラス・ウェルカムS(東京・芝2000メートル)は、中団から鋭く伸びて2馬身差の快勝。今年初戦の白富士S(リステッド・東京・芝2000メートル)も1分57秒2の好時計で制した。騎乗した川田将雅騎手は「前回よりも内容のある競馬ができましたし、これがより良く次につながってくると思います」と期待を寄せた。収得賞金順で大阪杯へは出走できなかったが、ここで重賞初制覇に挑む。
牡8歳
調教師:池江泰寿(栗東)
鳴尾記念7勝を誇る池江泰寿厩舎の所属で、ここまで重賞3勝のベテランホース。阪神開催だった昨年の本レースを勝ち、2015年の勝ち馬である全兄ラブリーデイとの兄弟制覇を飾った。1年前と同じ日経賞からのローテーションで、連覇を目指す。
2020年の中日新聞杯で重賞初制覇を飾り、2022年は目黒記念、昨年は鳴尾記念を制した。2022年以降に出走したGⅡ・GⅢの成績は〔2・6・1・1〕と安定感が光る。8歳になった今年初戦のアメリカジョッキークラブCもハナ差の2着に好走。前走の日経賞は1番人気で5着に敗れたが、勝ったシュトルーヴェとのタイム差は0秒3と大きく崩れてはいない。その後は間隔を空け、連覇がかかる本レースに向けてじっくり乗り込んできた。調教では切れのある動きを連発しており、衰えは感じられない。今年は京都での開催だがコースも問わないタイプだ。
牡6歳
調教師:友道康夫(栗東)
2022年日経新春杯で重賞初制覇。そこから2年以上の長期休養を余儀なくされたが、今年3月の復帰後は重賞で2戦連続3着に好走した。GⅠ以外のレースでは〔3・1・2・0〕と、安定感が光る。
デビューから2連勝を飾り、GⅠ初挑戦だった2020年ホープフルSは3着に好走。翌年春は皐月賞5着、日本ダービー7着とクラシックの舞台に立った。そこから休養を挟み、2022年日経新春杯で重賞初制覇。その後、屈腱炎を発症して再び長期休養に入ったが、約2年2か月ぶりの実戦となった今年の金鯱賞でいきなり3着に好走。59キログラムのハンデを背負った前走の新潟大賞典も、メンバー中最速の上がり3ハロン33秒5(推定)の末脚を発揮して3着に浮上した。6歳でも休養期間が長かったため、まだキャリア9戦。伸びしろも十分あるだろう。
牡4歳
調教師:大橋勇樹(栗東)
13戦のキャリアのうち、4着以下に敗れた3戦はいずれも阪神コースだった。直線が平坦の舞台では安定して走っており、京都も前走のマイラーズC3着を含め〔1・1・1・0〕の成績。好相性の競馬場と言える。
条件戦を使いながらメキメキと力をつけてきた。特に、昨年ルーキーイヤーだった田口貫太騎手とコンビを組んで以降は〔3・2・1・1〕の好成績。今年3月の3勝クラス・関門橋S(小倉・芝2000メートル)を2馬身1/2差で快勝し、オープンクラス入りを決めた。前走のマイラーズCは実力馬相手に3着と好走。田口貫太騎手は「いつも通りスタートが良く、重賞でペースが流れたので折り合いに苦労するところがなかったです。終いはいい伸びでしたし、力をつけていると思います」と、成長を口にした。2度目の重賞挑戦で初タイトル獲得を狙う。
牡6歳
調教師:池江泰寿(栗東)
今年初戦に予定していた小倉大賞典は右前肢跛行のため出走取消となったが、2戦2勝と実績のある本舞台で反撃に燃える。管理する池江泰寿厩舎は本レース通算7勝を挙げ、現在2連覇中と相性がいい。
3歳時の2021年は皐月賞7着、日本ダービー16着、菊花賞5着とクラシック三冠に全て出走した。昨年初戦のオープン特別・関門橋S(小倉・芝2000メートル)を勝ち、秋には本舞台のアンドロメダS(リステッド)を鮮やかに差し切った。2月18日の小倉大賞典は出走取消となったが、休養を挟んで立て直しを図り、23日の1週前追い切りでは栗東CWコースでラスト1ハロン11秒2の好時計をマーク。久々の実戦に向けて、態勢は整いそうだ。オープンクラス3勝の実績から、重賞でもチャンスはあるはずだ。
牡6歳
調教師:池添学(栗東)
芝2000メートルは〔3・2・1・1〕の好成績。前走の金鯱賞は8着に敗れたが、先行勢にとって厳しい展開だった。2走前に勝った舞台に戻り、持ち味の先行力を生かして巻き返しを狙う。
3歳1月のデビューから同年夏までに3勝を挙げ、秋には菊花賞(8着)にも挑戦した。5歳だった昨年秋は3勝クラスで3戦連続2着に惜敗したが、今年初戦の3勝クラス・飛鳥S(京都・芝2000メートル)は2番手から抜け出してV。半兄のエアアルマス(父Majestic Warrior)、エアファンディタ(父Hat Trick)に続くオープンクラス入りを決めた。前走の金鯱賞は2コーナーから先手を奪い、前半1000メートル通過タイム58秒4の緩みないペース。直線は粘り切れず8着に敗れたが、リズム良く運ぶことができれば重賞でも侮れない存在だろう。
牡6歳
調教師:斉藤崇史(栗東)
2022年以降、阪神と京都で出走したレースでは〔2・0・3・0〕と全て3着以内に好走している。前走のアンドロメダS(リステッド、3着)と同じ舞台なら、重賞でもチャンスがありそうだ。
デビューは3歳6月、そこから4戦目で勝ち上がった。4歳初戦となった一昨年2月の1勝クラス(阪神・芝1800メートル)を5馬身差で快勝すると、同じ舞台の3勝クラス・飛鳥Sに格上挑戦し見事V。重賞に挑んだ次走のエプソムCは7着に敗れ、その後も苦戦が続いたが、昨年秋から3戦連続で3着と好走した。今年初戦に予定していた日経新春杯は回避することになったが、じっくり態勢を整えてきた。半弟ヤマニンウルス(父ジャスタウェイ)はデビューからダートで4連勝中。勢いのある血統で、弟より先に重賞制覇を目指す。
(寺下 厚司)
ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。