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海外競馬発売

12月10日(水曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
LOS ANGELES(IRE)
牡4歳 A.オブライエン 厩舎
通算15戦7勝

AL RIFFA(IRE)
牡5歳 J.オブライエン 厩舎
通算16戦5勝

2歳(2022年)9月のヴィンセントオブライエンナショナルS(G1・アイルランド)で重賞初制覇。3歳時は2戦しかできませんでしたが(ともに2着)、4歳時は7月のエクリプスS(G1・イギリス)でシティオブトロイ(この年の欧州年度代表馬)から1馬身差の2着に入ると、続く8月のベルリン大賞(G1・ドイツ)では先行策から直線で鋭く抜け出して5馬身差で圧勝。凱旋門賞(G1・フランス)にも武豊騎手で出走しました(11着)。今年は2月のネオムターフC(G2・サウジアラビア)でシンエンペラーの3着、4月のガネー賞(G1・フランス)で勝ったソジーから約3馬身差の4着、6月のハードウィックS(G2・イギリス)で2着の後、7月のカラC(G2・アイルランド)では中団から鋭く伸びて5馬身差で快勝。その後、現在の馬主にトレードされて向かった9月の愛セントレジャー(G1・アイルランド)も後方からじわじわと末脚を伸ばして4馬身差で優勝しましたが、続いて向かった前走11月のメルボルンC(G1・オーストラリア)では59キログラムのトップハンデが応えたか、じりじりとした伸びになって7着に終わりました。
GOLIATH(GER)
せん5歳 F.グラファール 厩舎
通算17戦8勝

昨年7月のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)では最後は流す余裕を見せながら、のちの凱旋門賞馬ブルーストッキングに2馬身1/4差をつけて快勝。G1初制覇を果たしました。その後は10月のコンセイユドパリ賞(G2)優勝を経て、11月のジャパンカップ(GⅠ)に出走。海外調教馬では最先着となる6着に入りました。今年は4月のクイーンエリザベス2世C(G1・香港)で9着の後、フランスに戻って迎えたラクープ(G3・フランス)を逃げ切りましたが、続くサンクルー大賞(G1・フランス)では2番手から早々に手応えを失って最下位5着に終わりました。その後は8月のゴントービロン賞(G3・フランス)で斤量が1キログラム軽かった勝ち馬に差し返されて2着の後、9月にはバーデン大賞(G1・ドイツ)をG1・4勝馬ドバイオナーを相手に逃げ切って優勝。2つ目のG1勝ちを収めましたが、続く前走11月のブリーダーズカップターフ(G1)ではハイペースを先行すると、最後は末脚を失って11着に終わりました。
GIAVELLOTTO(IRE)
牡6歳 M.ボッティ 厩舎
通算22戦8勝

4歳(2023年)5月のヨークシャーC(G2・イギリス)で重賞初制覇。その後は年をまたいで4連敗となっていましたが、昨年のヨークシャーCを4馬身3/4差で快勝して同レースの連覇を達成。さらに7月のプリンセスオブウェールズS(G2・イギリス)も最後方から突き抜けて3馬身1/4差で制しました。その後、9月の愛セントレジャー(G1・アイルランド)は中団から伸び切れず3着に終わりましたが、続く12月の香港ヴァーズ(G1・香港)では中団待機から直線で鋭く伸びてドバイオナーに2馬身半差をつけて快勝。G1初制覇を果たしました。今年は4月のドバイシーマクラシック(G1・UAE)でダノンデサイルの5着の後、コロネーションC(G1・イギリス)も上位2頭から離された3着でしたが、ひと休みを経て向かった9月のセプテンバーS(G3・イギリス)でG1勝ち馬カルパナに1馬身半差をつけて優勝すると、続いて向かった前走10月の凱旋門賞(G1・フランス)では重馬場が懸念されましたが、中団の内ラチ沿い追走から直線で末脚を伸ばして4着に健闘しました。
SOSIE(IRE)
牡4歳 A.ファーブル 厩舎
通算12戦6勝

重賞初挑戦となった昨年6月の仏ダービー(G1)で3着に健闘すると、続く7月のパリ大賞(G1)では中団から鋭く伸びて2馬身差で快勝。秋には9月のニエル賞(G2)を制すと、翌月の凱旋門賞(G1)は先行して4着でした。今年は4月のガネー賞(G1)と5月のイスパーン賞(G1)を中団から差す競馬で連勝。続いて、初の国外遠征となった7月のエクリプスS(G1・イギリス)は少し行きたがりながらの逃げとなったことがこたえたか最下位6着に終わりましたが、そこから約2か月ぶりのレースとなった9月のフォワ賞(G2)では勝ったビザンチンドリームの半馬身差2着に入って巻き返すと、前走10月の凱旋門賞(G1)では中団のやや後方追走から脚を伸ばして3着に入りました。
URBAN CHIC(JPN)
牡4歳 美浦・武井 亮 厩舎
通算11戦4勝

2歳(2023年)時は2戦2勝。3歳時は1月の京成杯(GⅢ)で2着の後、皐月賞(GⅠ)は4着、日本ダービー(GⅠ)は11着でしたが、秋のセントライト記念(GⅡ)で差し切り勝ちを収めて重賞初制覇を果たすと、続く菊花賞(GⅠ)も中団から息長く脚を使って2馬身半差で快勝しました。その後は有馬記念(GⅠ)が出遅れての中団追走から伸びを欠いて6着に終わると、今年初戦となった3月の日経賞(GⅡ)は1、2着馬よりも1キログラム重い斤量でクビ+クビ差の3着。その後6月の宝塚記念(GⅠ)で後方のまま14着と凡走しましたが、そこからの休み明けとなった前走11月の天皇賞(秋)(GⅠ)では後方から差し脚を伸ばして、勝ったマスカレードボールから0秒2差の5着に入っています。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
2歳(2023年)時はクリテリウムドサンクルー(G1・フランス)を含む2戦2勝。昨年は6月の愛ダービー(G1・アイルランド)を制すと、8月のグレートヴォルティジュールS(G2・イギリス)も連勝。秋にはアイリッシュチャンピオンS(G1・アイルランド)で追い込んで4着、続く凱旋門賞(G1・フランス)では逃げ粘って3着に入りました。今年は始動戦となった5月5日のムールズブリッジS(G2・アイルランド)と同月25日のタタソールズゴールドC(G1・アイルランド)をともに先行抜け出しの競馬で連勝。しかし、イレ込み気味だった6月のプリンスオブウェールズS(G1・イギリス)で2番手から伸びずに5着に終わると、ひと休みを経て向かった8月のロイヤルホイップS(G3・アイルランド)では中団から伸び切れずに4着。さらに9月のフォワ賞(G2・フランス)で先行して4着に終わると、続いてチークピーシーズをつけて先行した前走10月の凱旋門賞(G1・フランス)は最下位17着に大敗しました。