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『世界の合田』によるレース展望芝2,400メートルという競走条件では、欧州と日本が世界的にも傑出した存在であることが、11月30日に東京で行われたジャパンカップ(GⅠ)で改めて実証された。
香港ヴァーズも、過去10年のうち半数の5年において欧州調教馬が優勝。残る5年のうち4年は日本調教馬が制しており、完全に「欧州vs.日本」という戦いの構図となっている。
今年も、欧州勢の布陣は強力だ。
今年9月にバーデン大賞(G1・ドイツ)を制し、昨年のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)に次ぐ2度目のG1制覇を果たしたゴリアット。管理するのは今、乗りに乗っているF.グラファールだ。前走のブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ)で大敗した後、参戦プランのあったジャパンカップを自重し、ここを目標にじっくりと調整されている。
1,850メートルから2,400メートルの距離カテゴリーで3つのG1を制しているのが、フランスにおけるこの路線のトップホース・ソジーだ。同馬を管理するのは、このレース過去3勝と、勝ち方を知っている伯楽A.ファーブルである。
アイルランドから参戦するアルリファー。2歳時に1,400メートルのヴィンセントオブライエンナショナルS(G1・アイルランド)を制している馬だが、年齢を重ねるにつれて走る距離を伸ばし、4歳8月に2,400メートルのベルリン大賞(G1・ドイツ)、今年9月に2,800メートルの愛セントレジャー(G1・アイルランド)を制している。メルボルンカップ(G1・オーストラリア)7着後、拠点のアイルランドに戻り再調整されての参戦となっている。
そして、昨年に続くこのレース連覇を狙っての参戦となるのが、イギリス調教馬のジアヴェロットだ。今季はここまで4戦し、カルパナを2着に退けてセプテンバーS(G3・イギリス)を制した他、コロネーションカップ(G1・イギリス)3着、凱旋門賞(G1・フランス)4着と、この路線の最前線で好走。コース適性の高さを実証済みなのは、大きな強みである。
ここに日本から挑むのが、昨年の菊花賞(GⅠ)勝ち馬アーバンシックだ。今年はここまで3戦未勝利だが、前走の天皇賞(秋)(GⅠ)は、休み明けで、しかも適距離よりは短い2,000メートル戦だったにも関わらず、勝ち馬マスカレードボールから0秒2差の5着に善戦。力のあるところを示している。

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。
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