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海外競馬発売

12月10日(水曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
KA YING RISING(NZ)
せん5歳 D.ヘイズ 厩舎
通算18戦16勝

SATONO REVE(JPN)
牡6歳 美浦・堀 宣行 厩舎
通算15戦8勝

5歳(2024年)6月の函館スプリントS(GⅢ)で重賞初制覇を果たすと、8月のキーンランドC(GⅢ)も連勝。続く9月のスプリンターズS(GⅠ)はいつもよりもスタートが遅く、やや後ろからの競馬になって7着でしたが、初の海外遠征となった12月の香港スプリント(G1・香港)では中団のインコース追走から直線でよく伸びて、勝ったカーインライジングから3/4馬身差の3着に入りました。今年は3月の高松宮記念(GⅠ)で始動。中団追走から、直線で外に持ち出されると、しっかりと伸びてGⅠ初制覇を果たしました。そこからは2度目の香港遠征となった4月のチェアマンズスプリントプライズ(G1)で中団から追い上げて、勝ったカーインライジングから2馬身1/4差の2着、さらにイギリスに渡って走った6月のクイーンエリザベス2世ジュビリーS(G1)も逃げたラザットから半馬身差の2着と海外G1で2度続けて好走。その後、日本で迎えた前走9月のスプリンターズS(GⅠ)は先行2頭が粘る中、中団からよく追い込んできましたが、勝ったウインカーネリアンから0秒3差の4着でした。
LUCKY SWEYNESSE(NZ)
せん7歳 K.マン 厩舎
通算29戦16勝

2022-2023年シーズンはセンテナリースプリントC(G1)、クイーンズシルバージュビリーC(G1)、そしてチェアマンズスプリントプライズ(G1)の「香港スピードシリーズ」全3戦を含む重賞7勝。香港最優秀短距離馬に輝きました。翌2023-2024年シーズンは、2023年11月の香港ジョッキークラブスプリント(G2)と12月の香港スプリント(G1)を連勝して4つ目のG1タイトルを獲得。しかし、2024年4月の香港スプリントC(G2)優勝後に左前肢の球節部の骨折が判明して長期休養を余儀なくされると、復帰戦となった2025年4月のチェアマンズスプリントプライズ(G1)は6着。続く5月のシャティンヴァーズ(G3)も4着でした。今シーズンは9月7日のクラス1ハンデで始動して、鞍上が直線半ばで鞭を落としながらも、勝ったカーインライジングから2馬身1/4差の2着。続いて日本で走ったスプリンターズS(GⅠ)は後方から伸びずに11着でしたが、帰国初戦となった前走11月の香港ジョッキークラブスプリント(G2)では後方からじわじわと脚を伸ばして、勝ったカーインライジングから4馬身半差の4着に入っています。
WIN CARNELIAN(JPN)
牡8歳 美浦・鹿戸 雄一 厩舎
通算33戦9勝

5歳(2022年)8月の関屋記念(GⅢ)で重賞初制覇。翌年2月には東京新聞杯(GⅢ)も制しましたが、その後は4戦して未勝利でシーズンを終えると、7歳時は東京新聞杯(GⅢ)と京阪杯(GⅢ)で2着に入ったものの、5戦して未勝利でした。8歳になった今年は2月のシルクロードS(GⅢ)で3着の後、4月にはUAEのアルクオーツスプリント(G1)で0.68馬身差の2着に好走。帰国初戦となった8月のキーンランドC(GⅢ)は逃げて5着でしたが、続く前走9月のスプリンターズS(GⅠ)では大外枠から好スタートを決めて2番手につけると、最後は逃げ粘るジューンブレアを競り落としてアタマ差で勝利。悲願のGⅠ初制覇を果たしました。
HELIOS EXPRESS (AUS)
せん6歳 J.サイズ 厩舎
通算20戦8勝

オーストラリアからの移籍馬。2023-2024年シーズンの昨年2月に「4歳クラシックシリーズ」(香港調教の4歳馬限定戦。全3戦)の初戦にあたる香港クラシックマイル(リステッド)を制すと、2戦目の香港クラシックC(リステッド)も制しましたが、最終戦の香港ダービー(リステッド)は8着でした。2024-2025年シーズンは短距離路線にシフト。4度挑戦したG1(昨年12月の香港スプリント、今年1月のセンテナリースプリントC、2月のクイーンズシルバージュビリーC、4月のチェアマンズスプリントプライズ)は全てカーインライジングに敗れましたが、2着3回、3着1回(チェアマンズスプリントプライズ)と力のあるところを示すと、シーズン最後のシャティンヴァーズ(G3)で最後方からの追い込みを決めて重賞初制覇を果たしました。今シーズンは10月のプレミアボウル(G2)で始動して、トップハンデの135ポンドを背負って、勝ったトモダチココロエから4馬身差の5着。続く11月の前走香港ジョッキークラブスプリント(G2)も後方から追い上げましたが、勝ったカーインライジングから4馬身半差の3着でした。
FAST NETWORK(NZ)
せん5歳 C.イプ 厩舎
通算15戦6勝

2023-2024年シーズンの最後にクラス4ハンデでデビュー勝ち。翌シーズンは追い込んで4馬身差で制したクラス2ハンデを含む4勝を挙げましたが、シーズン最後のレース(5月)では呼吸器系のトラブルで5着。その後、喉の手術が行われました。今シーズンは9月のクラス2ハンデで4着の後、10月1日のナショナルデーC(G3)で後方からの追い込みを決めて重賞初制覇。10月26日のプレミアボウル(G2)は追い込み届かず、勝ったトモダチココロエから4馬身1/4差の6着でしたが、続く前走11月の香港ジョッキークラブスプリント(G2)では中団の内ラチ沿い追走から直線でよく伸びると、勝ったカーインライジングには2馬身3/4馬身差及びませんでしたが、3着のヘリオスエクスプレスには1馬身3/4差をつけて2着に入りました。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
昨年12月の香港スプリント(G1)でG1初制覇。2番手から抜け出して、ヘリオスエクスプレスに半馬身差をつけました。その後、全3戦で争われる「香港スピードシリーズ」の初戦にあたる今年1月のセンテナリースプリントC(G1)では3馬身1/4差の逃げ切り勝ちを収めるとともに、自らのコースレコードを0秒23更新(芝1,200メートルを1分07秒20)。続いて同シリーズ2戦目となる2月のクイーンズシルバージュビリーC(G1)も2番手から抜け出して1馬身半差で優勝すると、さらに3月の香港スプリントC(G2)を3馬身差、そしてシリーズ最終戦にあたる4月のチェマンズスプリントプライズ(G1)も2馬身1/4差で快勝(2着にサトノレーヴ)。2024-2025年シーズンを8戦8勝で終えて、このシーズンの香港年度代表馬に輝きました。今シーズンは始動戦となった9月のクラス1ハンデを2馬身1/4差で楽勝すると、続いてオーストラリアに遠征して挑んだ芝世界最高賞金レースのジ・エベレスト(G1)も3番手から抜け出して1.15馬身差で優勝。さらに帰国初戦となった前走11月の香港ジョッキークラブスプリント(G2)も他馬よりも5ポンド重い斤量を背負いながら2番手から楽に抜け出すと、最後は流す余裕を見せながら2馬身3/4差で快勝。2024年2月から続く連勝を15にまで伸ばしています。