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海外競馬発売

12月10日(水曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
VOYAGE BUBBLE(AUS)
せん7歳 P.イウ 厩舎
28戦11勝

SOUL RUSH(JPN)
牡7歳 栗東・池江 泰寿 厩舎
通算28戦9勝

4歳(2022年)4月のマイラーズC(GⅡ)で重賞初制覇。その後は5戦して勝利を挙げられずにいましたが、5歳9月の京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)で2つ目の重賞勝ちを収めると、続く11月のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)ではクビ差の2着に好走。さらに初の海外遠征となった12月の香港マイル(G1・香港)でもこのレース3勝目となったゴールデンシックスティから3馬身差の4着に入りました。昨年はシーズン初戦となった4月のマイラーズC(GⅡ)を制した後、安田記念(GⅠ)がロマンチックウォリアーから0秒1差の3着。秋初戦の富士S(GⅡ)も1馬身差の2着でしたが、続く11月のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)では直線で鋭く抜け出して、2馬身半差の快勝。GⅠタイトルを手にしました。その後は12月の香港マイル(G1・香港)で後方から追い上げて、勝ったヴォイッジバブルから1馬身1/4差の2着に入ってシーズンを終了。今年は3月の中山記念(GⅡ)で3着の後、4月のドバイターフ(G1・UAE)では中団から鋭く追い込んで、最後はロマンチックウォリアーを0.01馬身差かわして優勝。しかしその後は6月の安田記念(GⅠ)で3着の後、左前肢(第4中手骨)の骨折が判明すると、復帰戦となった10月の富士S(GⅡ)は5、6番手からもうひと伸びを欠いて、勝ったガイアフォースから0秒4差の3着、続く前走11月のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)も中団追走から最後はじりじりとした伸びになって、勝ったジャンタルマンタルから0秒4差の6着に終わりました。
EMBROIDERY(JPN)
牝3歳 美浦・森 一誠 厩舎
通算8戦5勝

2歳(2024年)7月にデビュー2戦目で初勝利。11月には2勝目を挙げました。今年は始動戦となった2月のクイーンC(GⅢ)を2番手から楽々と抜け出して2馬身半差で優勝すると、桜花賞(GⅠ)では中団から差す競馬で、前年のJRA賞最優秀2歳牝馬アルマヴェローチェにクビ差をつけて優勝しました。その後、オークス(GⅠ)では折り合いを欠いて9着に終わりましたが、そこから直行した前走10月の秋華賞(GⅠ)では道中でポジションを早めに押し上げて2番手につけると、直線で逃げたエリカエクスプレスをかわして優勝。2つ目のGⅠタイトルを手にしています。
THE LION IN WINTER(IRE)
牡3歳 A.オブライエン 厩舎
通算9戦2勝

デビューから2連勝で2歳(2024年)8月のエイコムS(G3・イギリス)を制して重賞初制覇。しかし、秋の目標としていたデューハーストS(G1・イギリス)は挫跖で回避しました。今年は仕上がりが少し遅れ、始動戦となった5月のダンテS(G2・イギリス)が6着、6月の英ダービー(G1・イギリス)も14着でしたが、大幅な距離短縮(2,410メートルから1,400メートル)で向かった7月のジャンプラ賞(G1・フランス)では中団からじわじわと脚を伸ばして僅差の3着に入りました。その後は8月のジャックルマロワ賞(G1・フランス)では逃げて最下位の10着と崩れましたが、9月のムーランドロンシャン賞(G1・フランス)で先行策からしぶとく伸びて、勝ち馬から短アタマ+クビ差の3着に入って巻き返すと、続く10月のクイーンエリザベス2世S(G1・イギリス)でも先行していったんは先頭に立つ場面を作り、1馬身1/4差の2着、さらに前走11月のブリーダーズカップマイル(G1・アメリカ)でも先行して、G1・4勝目を挙げたノータブルスピーチから1馬身半+アタマ差の3着に入っています。
DOCKLANDS(GB)
牡5歳 H.ユースタス 厩舎
通算21戦4勝

G1初挑戦となった昨年6月のクイーンアンS(G1・イギリス)で、勝ったチャリン(昨年のヨーロッパ最優秀古馬)から2馬身1/4差の2着に好走。しかしその後は12着だった香港マイル(G1・香港)を含めて、イギリス、オーストラリア、香港でG1を計4走して全て5着以下と、精彩を欠いてシーズンを終えました。今年もパラダイスS(リステッド・イギリス)2着、ダイオメドS(G3・イギリス)3着と連敗スタートとなりましたが、6月のクイーンアンS(G1・イギリス)では後方から鋭く伸びて、前年の愛2000ギニーを含むG1・3勝のロザリオンとの接戦をハナ差で制して優勝。重賞初制覇をG1で飾りました。そこからは7月のサセックスS(G1・イギリス)で後方のまま5着の後、8月のジャックルマロワ賞(G1・フランス)では中団から伸びて、勝ち馬から約1馬身差の4着、10月のクイーンエリザベス2世S(G1・イギリス)も後方から差し脚を伸ばして、勝ち馬から約1馬身3/4差の4着と好走。しかし、続いて向かった前走11月のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)は後方からもうひと伸びを欠いて9着に終わっています。
GALAXY PATCH(AUS)
せん6歳 P.ン 厩舎
通算22戦9勝

オーストラリアで1戦1勝の後、香港に移籍。重賞初挑戦となった昨年3月10日のクイーンズシルバージュビリーC(G1)で後方から鋭く追い込んで2着に入ると、1,400メートルから2,000メートルへの一気の距離延長となった3月24日の香港ダービー(リステッド)でも離れた最後方追走から直線で馬群を縫うようにして伸びてクビ差の2着に好走。その後、シーズン末の6月にはライオンロックトロフィー(G3)とプレミアプレート(G3)を共に追い込んで連勝。2023-2024年シーズンの香港最優秀4歳馬に輝きました。2024-2025年シーズンは初戦となった10月のシャティントロフィー(G2)で追い込みを決めて、2着のヴォイッジバブルに1馬身半差をつけて優勝。しかしその後は、今年1月の香港スチュワーズC(G1)と3月のチェアマンズトロフィー(G2)での2着はありましたが、6戦して未勝利でシーズンを終えました。今シーズンも始動戦となった10月のシャティントロフィー(G2)は最後方からの競馬で6着でしたが、久々にブリンカーをつけて臨んだ続く前走11月の香港ジョッキークラブマイル(G2)では、後方の内ラチ沿い追走から、直線でもそのまま内を突いて抜け出して半馬身差で優勝。約13か月ぶりとなる勝利を挙げました。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
昨年12月の香港マイル(G1)を2番手追走から直線で力強く抜け出して、ソウルラッシュに1馬身1/4差をつけて優勝すると、今年1月の香港スチュワーズC(G1)を先行して2馬身差、そして2月の香港ゴールドC(G1)も3コーナーでつまずいて後方2番手まで下がる場面がありましたが、そこから巻き返して3馬身3/4差で優勝。G1・3連勝としました。そこからは4月のチャンピオンズマイル(G1)では逃げたレッドライオンをかわせずに短アタマ差の2着に終わりましたが、続く5月のチャンピオンズ&チャターC(G1)を3馬身半差で快勝。1993-1994年シーズンのリヴァーヴァードン以来、史上2頭目となる香港三冠(現在は芝1,600メートルの香港スチュワーズC、芝2,000メートルの香港ゴールドC、そして芝2,400メートルのチャンピオンズ&チャターCで構成)を達成しました。今シーズンは10月のシャティントロフィー(G2)で復帰して、トップハンデの135ポンドを背負って12着の後、続く前走11月の香港ジョッキークラブC(G2)は逃げて、ロマンチックウォリアーから1馬身半差の2着でした。