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『世界の合田』によるレース展望グッドババやゴールデンシックスティなど、長期政権を維持する名馬が地元から出現しているのが香港マイル戦線だ。香港マイルも、過去10年のうち8年において香港調教馬が制し、圧倒的優位に立っている。
昨シーズン、史上2頭目となる香港古馬三冠(香港スチュワーズカップ、香港ゴールドカップ、チャンピオンズ&チャターカップ)を達成したヴォイッジバブル。11月23日のトライアルデーでは、2,000メートルのG2香港ジョッキークラブカップに出走したが、本番ではこちらに矛先を向けてきた。昨年のこのレースを含めマイルG1・3勝と、1,600メートルは同馬の適距離である。2度の海外遠征ではいずれも大敗しているが、戦いの場が香港である限りは、信頼のおける中心馬と言えよう。
11月23日に行われた前哨戦の香港ジョッキークラブマイル(G2・香港)を制したのが、ギャラクシーパッチだ。2024年に重賞3連勝を果たし、この路線の前線に浮上した同馬。その後は、香港スチュワーズカップ(G1・香港)2着など好走もありながら7連敗。しかし、久しぶりにブリンカーを着用して臨んだ前走で、直線で最内を突く鞍上J.マクドナルドの大胆な騎乗にも助けられ、1年1か月ぶりの勝利を手にすることができた。
その香港ジョッキークラブマイルで、単勝オッズ1.4倍の圧倒的1番人気に推されていたのがマイウィッシュだ。昨季の香港クラシックマイル(リステッド・香港)勝ち馬で、今季序盤にセレブレイションカップ(G3・香港)、シャティントロフィー(G2・香港)を連勝。この路線の新興勢力として、大きな期待を寄せられて挑んだ前走の香港ジョッキークラブマイルは、4着と人気に応えることはできなかったが、勝ち馬との差は1馬身で、巻き返しの余地は十分にありそうである。
ここに日本は、いずれも2つのG1を制している実力馬2頭を送り込む。
4着だった2023年、2着だった2024年に続き、3年連続の参戦になるのがソウルラッシュだ。香港の英雄ロマンチックウォリアーを倒すという大殊勲をあげた、4月のドバイターフ(G1・UAE)のパフォーマンスを再現できれば、ここでも頂点に立てる。
今年の3歳二冠牝馬エンブロイダリー。桜花賞(GⅠ)を含めて2重賞を制しているこの距離こそ最適と見込まれての参戦だ。このレース、父娘制覇の偉業がかかっている。

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。
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