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海外競馬発売

12月10日(水曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
ROMANTIC WARRIOR(IRE)
せん7歳 C.シャム 厩舎
通算26戦19勝

QUISISANA(FR)
牝5歳 F.グラファール 厩舎
通算10戦6勝

怪我に悩まされ、3歳(2023年)時は6月のデビューから2連勝しましたが休養入り。翌年も6月のポーニーズ賞(リステッド)を5馬身差で楽勝しましたが、その後、戦線を離脱しました。今年は約1年ぶりのレースとなった6月の一般戦(クラス2)を制すと、7月のペピニエール賞(リステッド)を2馬身差、そして8月のジャンロマネ賞(G1)も先行抜け出しの競馬で1馬身3/4差で優勝。一気にG1馬へと上り詰めました。そこからは10月5日の凱旋門賞(G1)は先行して伸びず9着でしたが、続く前走10月18日の英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1・イギリス)は先行策からじわじわと脚を伸ばして、勝ったカルパナから3馬身1/4差の3着に入りました。
BELLAGIO OPERA(JPN)
牡5歳 栗東・上村 洋行 厩舎
通算13戦6勝

2歳(2022年)11月のデビューから3連勝で3歳3月のスプリングS(GⅡ)を優勝。その後は皐月賞(GⅠ)が10着、日本ダービー(GⅠ)も4着でしたが、年末のチャレンジC(GⅢ)では古馬を相手に勝利を収めました。昨年は京都記念(GⅡ)2着から向かった大阪杯(GⅠ)でローシャムパークの追い上げをクビ差しりぞけてGⅠ初制覇。以降は宝塚記念(GⅠ)3着、天皇賞(秋)(GⅠ)6着、有馬記念(GⅠ)4着でシーズンを終えましたが、いずれも勝ち馬から0.4秒以内の差でした。今年は始動戦となった大阪杯(GⅠ)では4番手追走から直線で鋭く抜け出すと、最後はロードデルレイに1馬身差をつけて優勝。芝2,000メートルの勝ちタイム1分56秒2は従来の記録を1秒0も上回るコースレコードでした。その後は6月の宝塚記念(GⅠ)に出走。逃げたメイショウタバルをつかまえに行きましたが、直線で突き放されて3馬身差の2着。ここはそれ以来、約半年ぶりのレースとなります。
ROUSHAM PARK(JPN)
牡6歳 美浦・田中 博康 厩舎
通算19戦6勝

4歳(2023年)7月の函館記念(GⅢ)で重賞初制覇。9月のオールカマー(GⅡ)もGⅠ・3勝のタイトルホルダーに1馬身1/4差をつけて重賞連勝としましたが、続く香港C(G1・香港)は出遅れもあって8着に終わりました。昨年はシーズン初戦となった3月の大阪杯(GⅠ)でベラジオオペラのクビ差2着に好走。そこからは6月の宝塚記念(GⅠ)が5着、10月の毎日王冠(GⅡ)も10着でしたが、アメリカに遠征した11月のブリーダーズカップターフ(G1)では最後方からよく追い上げて、レベルスロマンスにクビ差まで迫る2着に入りました。しかしその後は12月の有馬記念(GⅠ)が7着、今季初戦となった4月のクイーンエリザベスS(G1・オーストラリア)が6着、6月の宝塚記念(GⅠ)が中団追走から直線で一杯になって15着、そしてDDSP(軟口蓋背方変位)を治療するために受けた喉の手術明けとなった前走11月のアルゼンチン共和国杯(GⅡ)も5、6番手追走から伸び切れず12着に終わっています。
GALEN(GB)
せん4歳 J.オブライエン 厩舎
通算15戦3勝

2歳時と3歳時は6戦して2勝。去勢されて迎えた今年もUAEで走って3連敗となっていましたが、地元アイルランドに戻って迎えた4月のアレッジドS(G3・アイルランド)ではチークピーシーズ装着の上で逃げの手に転じると、2馬身半差で優勝。重賞初制覇を果たしました。しかしその後は5月のムールズブリッジS(G2・アイルランド)が逃げて5着、6月のウォルファートンS(リステッド・イギリス)が先行して2着、7月のメルドS(G3・アイルランド)が逃げて3着(4頭立て)、8月のロイヤルホイップS(G3・アイルランド)が先行して3着。そこから約3か月ぶりのレースとなった前走11月のバーレーンインターナショナルトロフィー(G2・バーレーン)ではチークピーシーズを外して、ヴァイザーをつけて逃げましたが、アイリッシュチャンピオンS3着馬ロイヤルチャンピオンから3/4差の2着に終わっています。
STRAIGHT ARRON(AUS)
せん7歳 D.ヘイズ 厩舎
通算33戦7勝

2022年4月にカービンクラブS(G3・オーストラリア)で重賞初制覇。その後、香港に移籍し、2023年5月のクイーンマザーメモリアルC(G3)に優勝しました。続く2023-2024年シーズンは11月の香港ジョッキークラブC(G2)で差し切り勝ちを収めると、続く香港C(G1)でも最後の直線で進路が狭くなる場面がありながらロマンチックウォリアーから3/4馬身差の4着に入りましたが、その後はやや低迷しました。C.ファウンズ厩舎からP.イウ厩舎に転厩して迎えた2024-2025年シーズンは3戦目の香港Cでロマンチックウォリアーの5馬身差5着。今年3月にはチェアマンズトロフィー(G2)を後方追走から直線で最内を突いて優勝して約1年4か月ぶりとなる白星を挙げましたが、その後はクイーンエリザベス2世C(G1)が8着、香港プレミアプレート(G3)も9着でシーズンを終えました。今シーズンは10月のシャティントロフィー(G2)が中団からじわじわと伸びて4着の後、D.ヘイズ厩舎に転厩となって迎えた前走11月の香港ジョッキークラブC(G2)は先行して、勝ったロマンチックウォリアーから3馬身1/4差の4着でした。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
2023-2024年シーズンはオーストラリアのコックスプレート(G1)を皮切りに、香港C(G1・香港)、香港ゴールドC(G1・香港)、史上初の3連覇を達成したクイーンエリザベス2世C(G1・香港)、そして安田記念(GⅠ)とG1・5連勝を記録。香港年度代表馬に輝きました。昨シーズンは昨年11月の香港ジョッキークラブC(G2・香港)優勝から向かった12月の香港Cでリバティアイランドに1馬身半差をつけて史上初の3連覇を達成。そこからは中東遠征を敢行して、今年1月のジェベルハッタ(G1・UAE)でG1・10勝目をマークしました。しかし続いて初ダートとなった2月のサウジC(G1・サウジアラビア)は直線でいったんは完全に抜け出したものの、フォーエバーヤングに差し返されクビ差の2着に敗れ、連勝が8で止まると、続く4月のドバイターフ(G1・UAE)でも最後にソウルラッシュに0.01馬身差かわされて2着に終わりました。その後は左前球節に異状が認められたことに伴う手術を経て、前走11月の香港ジョッキークラブCで復帰。先行策から楽に抜け出して、ヴォイッジバブルに1馬身半差をつけて優勝しました。