海外競馬発売

香港カップ

シャティン競馬場 2,000メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間12月14日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
UMACA:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間12月14日(日曜)17時40分

発売情報

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日本時間12月14日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
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2025年香港カップ 合田's View『世界の合田』によるレース展望

香港の英雄ロマンチックウォリアーが4連覇に挑む

過去10年を振り返れば、それぞれ5勝ずつと、日本調教馬と香港調教馬が互角の戦いを展開しているのが、このレースである。

ただし、ここ3年の日本調教馬は、香港の英雄ロマンチックウォリアーという、堅牢な牙城を崩すことができていない。今年序盤は中東で3戦し、ジェベルハッタ(G1・UAE)を制した他、サウジカップ(G1・サウジアラビア)とドバイターフ(G1・UAE)がいずれも僅差の2着だった同馬。帰国後の獣医検査で左前球節の負傷が見つかり、手術を受けて7か月半にわたって休養。復帰戦となったのが11月23日の香港ジョッキークラブカップ(G2・香港)だったが、持ち前の剛脚を披露して快勝。空前にして、おそらくは絶後であろうこのレース4連覇へ向け、死角は見当たらない。

今年の日本は、3頭出しだ。

実績最上位は、昨年、今年と大阪杯(GⅠ)を連覇しているベラジオオペラだ。半年ぶりの出走となるが、2023年のチャレンジカップ(GⅢ)、2025年の大阪杯(GⅠ)も休み明けで制しており、久々の心配はない。父は香港スプリント連覇のロードカナロア。その産駒にも香港スプリントの勝ち馬ダノンスマッシュがいる。さらに母父ハービンジャーは、2020年のこのレースの勝ち馬ノームコアの父と、香港適性の高い血統背景が援軍となりそうだ。

これが4度目の海外遠征と、旅慣れているローシャムパーク。近走の成績はひと息だが、2024年のブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ)で、そのレース2度目の優勝を果たしたレベルスロマンスにクビ差まで迫ったパフォーマンスが、今も鮮烈な印象として残る。マックスの力を出せれば、争覇圏に絡んでおかしくない。

ベラジオオペラと同じ、ロードカナロア産駒のロードデルレイ。1馬身差の2着だった今年4月の大阪杯(GⅠ)を含めて、良馬場の2,000メートル戦は、ここまで6戦3勝、2着3回と、100パーセントの連対率を誇る。【ロードデルレイは出走しないこととなりました。】

意外にも、欧州調教馬は2010年のスノーフェアリーを最後に優勝から遠ざかっている。今年ここにフランスから参戦するキジサナ。ジャンロマネ賞(G1・フランス)を制している他、英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1・イギリス)でも3着となっている、欧州牝馬戦線におけるトップホースの一頭だ。管理するのは今、乗りに乗っているF.グラファールである。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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