海外競馬発売
日本時間 9月28日(木曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
HUKUM(IRE)
牡6歳 O.バローズ厩舎
通算17戦11勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
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2023年7月29日 |
アスコット
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芝2,390メートル | キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1) | 1着 |
2023年5月25日 |
サンダウン
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芝1,990メートル | ブリガディアジェラードS(G3) | 1着 |
2022年6月3日 |
エプソム
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芝2,410メートル | コロネーションC(G1) | 1着 |
2022年3月26日 |
メイダン
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芝2,410メートル | ドバイシーマクラシック(G1) | 7着 |
2022年3月5日 |
メイダン
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芝2,410メートル | ドバイシティーオブゴールド(G2) | 1着 |
WESTOVER(GB)
牡4歳 R.ベケット厩舎
通算12戦4勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
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2023年7月29日 |
アスコット
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芝2,390メートル | キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1) | 2着 |
2023年7月8日 |
サンクルー
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芝2,400メートル | サンクルー大賞(G1) | 1着 |
2023年6月2日 |
エプソム
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芝2,410メートル | コロネーションC(G1) | 2着 |
2023年3月25日 |
メイダン
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芝2,410メートル | ドバイシーマクラシック(G1) | 2着 |
2022年10月2日 |
パリロンシャン
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芝2,400メートル | 凱旋門賞(G1) | 6着 |
昨年6月の愛ダービー(G1・アイルランド・芝2400メートル)を7馬身差で圧勝してG1初制覇。しかしその後は、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1)がかかり気味の逃げで5着、凱旋門賞(G1・フランス)も道悪がこたえて6着に終わりました。今年はドバイシーマクラシック(G1・UAE)2着(勝ち馬イクイノックス)、コロネーションC(G1)2着の後、サンクルー大賞(G1・フランス・芝2400メートル)では先行策から抜け出してザグレイに2馬身差をつけて優勝。続く前走7月29日のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1)でも早め先頭からよく粘り、勝ったフクムからアタマ差の2着に入りました。
ACE IMPACT(IRE)
牡3歳 JC.ルジェ厩舎
通算5戦5勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
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2023年8月15日 |
ドーヴィル
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芝2,000メートル | ギヨームドルナノ賞(G2) | 1着 |
2023年6月4日 |
シャンティイ
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芝2,100メートル | 仏ダービー(G1) | 1着 |
2023年5月4日 |
シャンティイ
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芝2,000メートル | シュレンヌ賞(リステッド) | 1着 |
2023年4月2日 |
ボルドールブスカ
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芝1,900メートル | クラス1 | 1着 |
2023年1月26日 |
カーニュシュルメール
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AW2,000メートル | 3歳新馬 | 1着 |
3歳(2023年)1月のデビュー戦(オールウェザー2000メートル)から3連勝で臨んだ6月の仏ダービー(G1・芝2100メートル)では後方2番手追走からの追い込みを決めて3馬身半差&コースレコード(2分02秒63)で優勝。その後は、ひと休みを挟んで迎えた前走8月15日のギヨームドルナノ賞(G2・芝2000メートル)でも後方2番手から抜群の末脚を披露して、G1勝ち馬アルリファーに3/4馬身差をつけて優勝。デビューから5連勝としています。
THROUGH SEVEN SEAS(JPN)
牝5歳 尾関 知人厩舎
通算12戦4勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
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2023年6月25日 |
阪神
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芝2,200メートル | 宝塚記念(GⅠ) | 2着 |
2023年3月11日 |
中山
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芝1,800メートル | 中山牝馬S(GⅢ) | 1着 |
2023年1月21日 |
中山
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芝2,000メートル | 初富士S | 1着 |
2022年8月20日 |
新潟
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芝2,200メートル | 日本海S | 2着 |
2022年6月19日 |
阪神
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芝2,000メートル | マーメイドS(GⅢ) | 10着 |
3歳時(2021年)にはオークス(GⅠ)に出走(9着)し、秋の紫苑S(GⅢ)でも馬群をさばきつつ2着に入るなど早くから素質の高さを示していましたが、本格化したのは5歳になった今シーズン。まず休養明けとなった1月の初富士S(3勝クラス・芝2000メートル)を制すと、3月の中山牝馬S(GⅢ・芝1800メートル)も中団から見事な末脚を見せて1馬身1/4差で優勝。さらにそこから約3か月半ぶりのレースとなった前走6月25日の宝塚記念(GⅠ)でも直線で鋭く追い込んでイクイノックスからクビ差の2着に健闘しました。
CONTINUOUS(JPN)
牡3歳 A.オブライエン厩舎
通算7戦4勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
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2023年9月16日 |
ドンカスター
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芝2,910メートル | 英セントレジャー(G1) | 1着 |
2023年8月23日 |
ヨーク
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芝2,370メートル | グレートヴォルティジュールS(G2) | 1着 |
2023年6月23日 |
アスコット
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芝2,390メートル | キングエドワードⅦ世S(G2) | 2着 |
2023年6月4日 |
シャンティイ
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芝2,100メートル | 仏ダービー(G1) | 8着 |
2023年5月18日 |
ヨーク
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芝2,050メートル | ダンテS(G2) | 3着 |
ハーツクライ産駒の日本産馬です。昨年はトーマスブライアン賞(G3・フランス・芝1600メートル)を含む2戦2勝。3歳になった今年は、5月のダンテS(G2・イギリス)3着、6月の仏ダービー(G1・フランス)とキングエドワードⅦ世S(G2・イギリス)はそれぞれ8着、2着と3連敗となりましたが、ひと息入って迎えた8月のグレートヴォルティジュールS(G2・イギリス・芝2370メートル)で最後方から豪快な追い込み勝ちを決めると、続く前走9月16日の英セントレジャー(G1・イギリス・芝2910メートル)も後方から突き抜けて快勝。日本産馬初の英セントレジャー制覇を成し遂げました。
PLACE DU CARROUSEL(IRE)
牝4歳 A.ファーブル厩舎
通算9戦5勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
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2023年9月10日 |
パリロンシャン
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芝2,400メートル | フォワ賞(G2) | 1着 |
2023年8月13日 |
ドーヴィル
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芝2,000メートル | ゴントービロン賞(G3) | 1着 |
2023年4月30日 |
パリロンシャン
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芝2,100メートル | ガネー賞(G1) | 5着 |
2022年10月2日 |
パリロンシャン
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芝2,000メートル | オペラ賞(G1) | 1着 |
2022年6月19日 |
シャンティイ
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芝2,100メートル | 仏オークス(G1) | 10着 |
昨年4月のクレオパトル賞(G3・芝2100メートル)を最後方から差して重賞初制覇。続くサンタラリ賞(G1)2着を経て向かった6月の仏オークス(G1)は10着に終わりましたが、そこからのぶっつけで臨んだ10月のオペラ賞(G1・芝2000メートル)では重馬場をものともせずに中団から伸びて、仏オークスで敗れていたナシュワ、同じくサンタラリ賞で負けていたアバーヴザカーブなどを下して優勝しました。今年は4月のガネー賞(G1)で5着の後、ひと休みを経て迎えた8月のゴントービロン賞(G3・芝2000メートル)を先行して優勝。続く前走9月10日のフォワ賞(G2・芝2400メートル)も5頭立ての4番手から差し切って重賞連勝としています。
SIMCA MILLE(IRE)
牡4歳 S.ワッテル厩舎
通算14戦7勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
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2023年8月13日 |
ホッペガルテン
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芝2,400メートル | ベルリン大賞(G1) | 1着 |
2023年6月4日 |
シャンティイ
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芝2,400メートル | シャンティイ大賞(G2) | 1着 |
2023年4月30日 |
パリロンシャン
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芝2,100メートル | ガネー賞(G1) | 2着 |
2023年4月9日 |
パリロンシャン
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芝2,000メートル | アルクール賞(G2) | 1着 |
2022年11月27日 |
東京
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芝2,400メートル | ジャパンカップ(GⅠ) | 15着 |
昨年6月のリス賞(G3・芝2400メートル)で重賞初制覇。続くパリ大賞(G1)で2着に入り、秋にはニエル賞(G2・芝2400メートル)も制しましたが、追加登録が必要だったことなどもあって、凱旋門賞(G1)を回避。日本のジャパンカップ(GⅠ)に向かったものの15着に終わりました。今年は、まず4月のアルクール賞(G2・芝2000メートル)を先行抜け出しの競馬で優勝。続くガネー賞(G1)は2着でしたが、シャンティイ大賞(G2・芝2400メートル)を先行して制すと、前走8月13日のベルリン大賞(G1・ドイツ・芝2400メートル)も中団から抜け出して快勝。G1初制覇を果たしています。
FEED THE FLAME(GB)
牡3歳 P.バリー厩舎
通算5戦3勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 |
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2023年9月10日 |
パリロンシャン
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芝2,400メートル | ニエル賞(G2) | 2着 |
2023年7月14日 |
パリロンシャン
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芝2,400メートル | パリ大賞(G1) | 1着 |
2023年6月4日 |
シャンティイ
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芝2,100メートル | 仏ダービー(G1) | 4着 |
2023年4月27日 |
パリロンシャン
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芝2,150メートル | クラス2 | 1着 |
2023年4月9日 |
パリロンシャン
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芝2,100メートル | 3歳新馬 | 1着 |
2戦2勝で挑んだ今年6月の仏ダービー(G1)は後方からもうひと伸びを欠いてエースインパクトから6馬身以上も離された4着でしたが、続く7月のパリ大賞(G1・芝2400メートル)では愛ダービー2着馬アデレードリバーや英オークス馬ソウルシスターを最後方から差し切って優勝。G1初制覇を果たしました。今秋は前走9月10日のニエル賞(G2)で始動。パリ大賞と同じく最後方からレースを進めましたが、先行した今年の独ダービー馬ファンタスティックムーンには及ばず2馬身半差の2着に終わりました。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
昨年の欧州年度代表馬バーイードの全兄です。昨年6月のコロネーションC(G1・芝2410メートル)を4馬身1/4差で制してG1初制覇を果たしましたが、レース後に右後肢の骨折が判明して長期休養に入りました。その後、復帰戦となった今年5月のブリガディアジェラードS(G3・芝1990メートル)では昨年の英ダービー馬デザートクラウンが先に抜け出したところを差し切って優勝。続く前走7月29日のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・芝2390メートル)では中団から差し脚を伸ばし、最後はウエストオーバーとの接戦をアタマ差で制して2つ目のG1勝ちを収めています。