芝2000メートルは3勝、2着7回、3着4回。3走前の小倉記念、前走のアンドロメダS（リステッド・京都・芝2000メートル）でも2着に好走しており、この距離では舞台を問わず堅実な走りが光る。

3月の弥生賞ディープインパクト記念で2着に好走し、皐月賞（9着）にも出走した素質馬。ダート初挑戦だった前走のレパードSは1番人気で7着に敗れたが、実績のある芝に戻して重賞初タイトルを狙う。

叔母に2016年のオークス馬シンハライトがいる良血馬。前走で4勝目を挙げ、オープンクラス入りを決めた。芝2000メートルは5戦4勝と好相性。得意距離の重賞なら、チャンスは十分にあるはずだ。

昨年は京都新聞杯1着、神戸新聞杯2着と重賞で活躍。今年出走した4戦は全て2桁着順に敗れているが、実績はここでも上位だ。中京コースは3戦して2勝、2着1回と全連対。相性のいい舞台で反撃を期す。

近3走は先行策に脚質転換して2着、1着、1着と好成績。連勝の勢いに乗って重賞に初挑戦する。全4勝中3勝を中京で挙げており、得意舞台なら粘り込むシーンもありそう。展開の鍵を握る一頭と言えるだろう。

昨年は3連勝を飾り、菊花賞（15着）にも挑戦。京都に遠征した前走は6着に敗れたが、今回と同じ左回りの競馬場では〔3・1・0・0〕と好成績を残している。デビュー戦2着以来の中京で重賞初Vに挑む。

美浦所属馬にとって当日輸送で臨める東京と中山競馬場で全4勝をマーク。中京競馬場は今年3月の金鯱賞（7着）以来となる。遠征競馬では勝ち切れていないが、2度目の舞台なら慣れも見込めるはずだ。

キャリア15戦のうち11戦で1番人気に支持されてきた。昨年の神戸新聞杯（5着）、今年の小倉記念（9着）と重賞でも1番人気を背負って奮闘。豊富な経験を生かし、初の重賞タイトルをつかみたい。