3番人気の成績が目立つ

過去10年で成績が優秀なのは3番人気。勝率40%、3着内率70%はかなり目立つ数字だ。また、6番人気以下の馬も延べ10頭が馬券に絡んでおり、どんな人気の馬にもチャンスがあるGⅠだといえる。〔表1〕

3歳馬と4歳馬が有力

過去10年で好走率が高いのは3歳と4歳。5歳以上になると3着内率がグッと下がる。3歳馬は2022年12番人気2着のライラックや2021年7番人気2着のステラリア、4歳馬は2024年12番人気2着のラヴェルや2021年10番人気1着のアカイイトなど、人気薄での激走も目立っている。〔表2〕

外枠は不振

過去10年のうち京都で開催された7回の馬番別成績を調べると、13番よりも外の馬番に入った馬の優勝はなく、3着以内も2回だけと成績がいまひとつ。軸馬は1番から12番に入った馬から選ぶのがよさそうだ。〔表3〕

前走が牝馬限定戦だった馬が狙い目

前走が牡馬相手のレースだった馬と、前走が牝馬限定戦だった馬では、前者の方がレベルが高そうに感じるが、過去10年で好走率が高いのは後者。前走が牡馬との混合レースだった馬は、2022年のデアリングタクト（1番人気6着）や2021年のレイパパレ（1番人気6着）など、人気に応えられなかったケースも多いので注意が必要だ。〔表4〕

前走がGⅡ以上で3着以内が目安

過去10年の優勝馬のうち延べ9頭は前走がGⅠかGⅡで、うち7頭がそのレースで3着以内に入っていた。混戦模様のレースだが、勝ち馬は前走が格の高いレース、かつ好結果を残していたことが多いようだ。また、優勝馬10頭中8頭の鞍上が外国人ジョッキーであったことも付け加えておこう。〔表5〕

（姫園　淀仁）