キャリア「21戦以内」の馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中25頭は、通算出走数が21戦以内だった。一方、22戦以上だった馬は3着内率7.1%と苦戦している。キャリア22戦以上の馬は過信禁物とみるべきだろう。〔表1〕

大敗直後の馬は不振

過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、前走の着順が8着以内だった。一方、9着以下だった馬は3着内率3.6%と苦戦している。直近のレースで大きく崩れてしまった馬は、割り引きが必要だ。〔表2〕

前年以降の戦績がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中29頭は、“前年以降の4大場（中京で行われた年は中京も含む）のレース”において2着以内に入った経験がある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率2.3%と苦戦している。今年は開催場が4大場のひとつである京都に戻るので、前年以降にローカル場（札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉）のレースでしか2着以内に入っていない馬は、扱いに注意したい。〔表3〕

前走の距離と馬体重に注目

過去7年の3着以内馬21頭中17頭は、前走の距離が2000メートル超だった。一方、2000メートル以下だった馬は3着内率9.5%と苦戦している。前走が2000メートル以下だった馬は評価を下げるべきだろう。〔表4〕

なお、前走の距離が2000メートル以下だったにもかかわらず3着以内に入った4頭のうち3頭は、前走の馬体重が500キログラム以上だった。前走が2000メートル以下、なおかつさほど大柄でもない馬は、疑ってかかった方がよさそうだ。〔表5〕