2016年から1月の中京開催で行われるようになったが、開催日程の変更等により2020年と同様に今年も小倉競馬場を舞台に争われる。その2020年はトップハンデの9番人気デンコウアンジュが優勝、3着にも11番人気のレイホーロマンスが入り波乱の結果となった。ここでは2016年以降の過去8年の結果から、好走馬の共通点を探っていく。
過去8年の3着以内馬延べ24頭中15頭は前走の着順が5着以内で、好走率も6着から9着と10着以下の2グループを上回っている。まずは前走で5着以内に入っていた馬を中心に予想を組み立てるべきだろう。〔表1〕
前走の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1〜5着 | 5-5-5-41 | 8.9% | 17.9% | 26.8% |
6〜9着 | 1-2-2-30 | 2.9% | 8.6% | 14.3% |
10着以下 | 2-1-1-35 | 5.1% | 7.7% | 10.3% |
過去8年の3着以内馬延べ24頭中18頭は前走が2000メートル以上だった。その18頭のうち、前年秋の牝馬限定GⅠ(秋華賞・エリザベス女王杯)から臨み3着以内に入ったのは計7頭で、残る11頭はその他のレースからの臨戦馬だった。2000メートル以上組の中では、前走の格やクラスは関係なさそうだ。なお、前走1800メートル以下組の中では、1800メートルだった馬が〔0・0・1・29〕(3着内率3.3%)と連対がなく苦戦傾向にある。〔表2〕
前走の距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
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1800m以下 | 2-3-1-47 | 3.8% | 9.4% | 11.3% |
2000m以上 | 6-5-7-59 | 7.8% | 14.3% | 23.4% |
過去8年の出走馬は4歳馬が30頭、5歳馬が47頭、6歳馬が41頭、7歳以上馬が12頭で、4歳から6歳の馬が大多数を占めている。この4歳から6歳の馬を比較すると、3着以内数、好走率ともに5歳馬が最も高く、それに4歳馬が続き、6歳馬はやや劣勢となっている。〔表3〕
(河野 道夫)
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
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4歳 | 2-2-2-24 | 6.7% | 13.3% | 20.0% |
5歳 | 4-4-3-36 | 8.5% | 17.0% | 23.4% |
6歳 | 1-2-2-36 | 2.4% | 7.3% | 12.2% |
7歳以上 | 1-0-1-10 | 8.3% | 8.3% | 16.7% |
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