JRAニュース
4番 アナベルアンヌリー(石橋 脩騎手)
馬場入場後に、右前肢跛行を発症したため
4番 ベストディシジョン(横山 武史騎手)
疾病を発症したため、最後の直線コースで競走を中止
馬:右後肢跛行
騎手:異状なし
13番 マイネルトバーン(丹内 祐次騎手)
疾病を発症したため、4コーナーで競走を中止
馬:左第3中手骨々折
騎手:異状なし
13番 ゼットノヴァ(幸 英明騎手)
発馬機内で突進し、下顎部挫創を発症したため
吉村 誠之助騎手(栗東:清水 久詞厩舎所属)は、11Rで4番ボルザコフスキーに騎乗しJRA初勝利を挙げました。
川田 将雅騎手(栗東:フリー)は10Rで4番サンテックスに騎乗して1着となり、JRA通算2,017勝となりました。
これは、増沢 末夫元騎手の持つJRA通算2,016勝の記録を抜き、JRA史上第8位の記録となります。
コメント
この数まで勝たせていただけたことを、多くの関係者と頑張ってくれた馬たちに感謝しています。これからも1つ1つ僕に与えられた仕事を全うしていきたいと思っています。
第54回高松宮記念(GⅠ)のパドックで、「ベストターンドアウト賞」(Best Turned Out Award)の審査が行われました。
メイケイエール 吉田 貴昭調教助手(武 英智厩舎)
領家 政蔵氏(元JRA調教師)
伊藤 英明氏(俳優)
受賞者 吉田 貴昭調教助手のコメント
コミュニケーションを取ることに時間をかけて、丁寧に手入れをして今日に臨みました。引退レースという舞台でこのような賞を受賞でき、大変光栄に思います。ありがとうございました。
馬主 名古屋競馬株式会社 代表取締役社長 加藤 慎也氏のコメント
結果は9着となりましたが、エールらしい走りを見せてくれたと思っております。エールをこれほどの馬にしていただいた武先生始め厩舎スタッフの皆様、レースに騎乗し重賞勝利に導いてくださった武豊騎手、池添騎手、育成や調整で御尽力いただきましたノーザンファームの皆様、そして、いつも応援してくださったファンの皆様、この場をお借りして心から感謝を申しあげます。その想いに応えて大きな怪我なく今日まで走りきってくれたメイケイエール。本当にありがとう。
今後、メイケイエールは北海道ノーザンファームさんにて繁殖牝馬となります。順調にいけば3年後にその子どもがターフに帰ってきます。どうかメイケイエールの子どもたちにも温かいご声援をよろしくお願いいたします。
最後になりますが、改めまして応援してくださったファンの皆様に御礼申しあげ、私からのご挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。
武 英智調教師のコメント
今は終わったなという感じです。約4年間なんですけど、本当に一瞬でした。大変なことばっかりでしたけれども、メイケイエールはよく頑張ってくれたと思います。
ここまで難しい馬というのはそうそうおらず、レースの度に課題がたくさんあったので、色々試行錯誤しながら、色んなことをスタッフと牧場関係者の皆さんと相談しながらやってきました。全てが思い出です。
今日は今後のことを考えずに済むということでゲート中心にやりましたし、今日は悔いのないように仕上げてきたつもりです。
パドックも本当によく見えましたし、4コーナー回ってくる時はいつもの良い時のメイケイエールの走りだなと思っていました。
ただ今日も天候に恵まれず、最後は走りにくそうにしているんで怒っているのかなとは思っていました。
池添 謙一騎手のコメント
今日のレースはゲートも我慢してくれましたし、前走と違って普通にスタートを切ってくれたので、ポジションも取りに行けました。
道中はいつもかかっていく感じでしたが、今日は我慢をしてくれました。本当にいい形で回ってこれたので、今日はいいんじゃないかなって思って乗っていました。
綺麗な走りをする馬なので、こういう重たい馬場だと、やはり向いていなくて、本当に良馬場で走らせてあげたかったなっていう風に思いました。
(2021年の秋からコンビを組んできて1番印象に残っているのは)これ1つというのは挙げられないですが、僕は追い切りだけだったので、普段大変な思いをしているのは調教助手さんですが、本当に常に追い切りにしてもレースにしても緊張感があって、安心してレースに臨むことはなかったかなということです。常にこういう状況だから上手くいったからペースが大丈夫とか、そういうのは一切なくて、本当に初めてと言っていい子だったので、いい経験させてもらいました。最後GⅠタイトルを取りたいと思っていましたが、そこはちょっと取れなかったのは残念です。ただメイケイエールには次の目標があるので、無事に終わって良かったなと思っています。
僕の前に騎乗していた武 豊騎手からメッセージをいただいています。今日ドバイに向かうので本日は出席できなかったのでコメントをもらってきました。『常にメイケイエールに騎乗している時は悩んでいました。勝った時でも負けた時でも、無事に終わってホッとする自分がいました。』という風に言っていました。
荻野 要調教助手のコメント
常にメイケイエールちゃんに怒られていたので、馬房とかでも耳を絞ってずっと怒られていました。結果最後まで僕の片思いでした。寂しくなりますが、エールちゃんには次の仕事がありますので、無事にいい子を産んでくれたらなと思います。
日比野 哲也調教助手のコメント
僕は、新馬戦の前まで乗せていただきましたが、それ以降そのままメイケイエールの調教騎乗することはなかったので、比較的良好な関係だったと思います。また、この馬は本当にすごい馬だと思っていますし、勇気と感動をたくさんもらいました。こんなにたくさんのファンの皆様に愛していただける馬はなかなかいないと思いますので、本当に感謝でいっぱいです。これからメイケイエールには、たくさん大変な仕事が待っていると思いますが、これからの生涯に幸多からんことをお祈りしています。
吉田 貴昭厩務員のコメント
最後にメイケイエールと一緒にベストターンドアウト賞を受賞することができて本当によかったなと思います。最近、引退レースのことで、寂しくないですかと聞かれることが多く、実感が湧かないと答えていたのですが、いざ引退式となると寂しく思います。今日も一生懸命に走ってくれて、泥だらけで帰ってきてくれただけでよかったです。
メイケイエールは今後、北海道に行って繁殖生活を送るわけですが、会いに行ける機会があれば会いに行きたいと思うので、忘れないでいてほしいなという思いです。今までありがとうございました。
生産者 ノーザンファーム しがらき場長 松本 康宏氏のコメント
これほど多くのファンの皆さんに引退式として送ってもらえるのは、非常にノーザンファームとしても光栄です。
GⅠは勝てなかったですが、すごく個性的で、かつ強い時はすごく強いという力を見せられたのが、本当に彼女の魅力だったのかなと思います。これからも皆さんに応援してもらえるような馬をどんどん作っていきたいなと思います。
メイケイエール自体、しがらきの方ではスイッチがオフになるので、どちらかというと大人しい扱いやすい部類の馬でした。調教の時は多少行きたがるところはあるのですが、実際、しがらきの調教としては馬をなだめてあげるというか、できるだけ乗りやすく、そういうテンションっていうところを目指してやっていました。繁殖に行けば大人しくしてくれるのかなと思っています。
できれば子供も競馬でも大人しく調教師さん、助手さん、ジョッキーの言うことを聞いてほしいです。ただ、一生懸命走るところだけは引き継いでいただきたいなと思っています。
コメント
初勝利までに少し時間がかかってしまいました。馬主さんをはじめ、先生や関係者の皆様が良い馬を僕の為に用意してくださって本当に感謝しています。レース前は緊張と不安がありましたが、ゲートが開いてからは自分の思った騎乗ができるようにと心がけていました。道中うまく抑えられないところもあり、馬が頑張ってくれた部分は非常に大きかったと思います。ゴール板を通過した瞬間は勝利を確信できていなかったですが、引き返して来た時に周りから「多分凌いだよ」と声をかけていただいて、ようやく勝利を確信することができました。もっともっと上手に騎乗できるように、そしてゆくゆくは日本のトップジョッキーとして名を上げられるように頑張っていきたいです。これからも努力して日々精進して参りますので、応援よろしくお願いします。