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用語
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原毛色は栗色(栃栗色を含む)、鹿毛(黒鹿毛、青鹿毛を含む)、青毛等であるが、被毛全体に白色毛が混生し、年齢が進むにつれて白色の度合いが強くなるが、その進度は個体によりまちまちで、その色合いも純白になるものから原毛色をわずかに残したままのものまである。出生時は原毛色にわずかに白色毛を混生する程度(特に眼の周囲に多い)で、中には直ちに芦毛と判定し難い場合もある。
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馬の毛色の種類で、原毛色は栗毛、鹿毛または青毛等であるが、主に頸、躯幹、四肢の上部に原毛色と白毛が混生するもので、その色合いは年齢の進度にかかわらず、白色の度合いが変わらない。芦毛との違いは、白毛の生じる部位が限定されること、年齢に関係なく当歳時から色合いの変わらないことである。原毛色により栗粕毛、鹿粕毛、青粕毛等という。
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体高、胸囲とともに、馬の大きさを測る基準の一つで、前脚の膝と、球節の中間の周囲をいう。平均18から20センチが普通で、馬体を四肢によって支えるので細いより太い方が丈夫といえる。最近は競走馬が大型化しているので20センチを越えるのもまれではなくなっている。通常、測尺の際は左前脚を測る。
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頸の状態のこと。「あの馬は頸差しが良い」などという。前肢の運動は頸の方向と重要な関係があり、頸のつき方および頸の型は能力に影響するといわれている。力強く自然な型をして適度に発達しているのが良いとされている。
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被毛の色合いが黒味がかった赤褐色で、黒味の程度により相当黒く見えるものまであるが、眼の周辺、腋、ひばら、下腹及び内股は褐色で長毛と四肢の下部の色は被毛の色の濃淡にかかわらず黒色である。
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馬の栄養、健康状態が端的に現われるのが毛づやである。つやつや光って見えるのは栄養十分、運動状態もよいし内臓の疾患もなく、健康状態であることを示している。体調が良い時よりも悪い時の方が毛につやがなく、毛が立ってボサッとして見えることが多い。
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馬はその脚を動かす原動力となる筋肉、内臓が丈夫でなくてはならないがそのためには、骨格がしっかりしていることが望ましい。骨が太く、骨格がしっかりしている大きいことを骨量が富んでいるという。馬の骨は、脚の方から成長して、2歳の秋ごろには、早い部位では完成している。子馬の頃に、脚の骨が太く、たくましく、関節が大きい馬は、成長して骨量の豊かな馬となることが多い。
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この毛色の産駒は白色または全身の大半が白色で生まれるが、眼には色素があり、ピンク色の皮膚の一部に有色の斑点があることから、いわゆるアルビノではない。芦毛との違いは、生時に既に大半が白色を呈していることである。白毛の発生には優性白とサビノ白の2つの機序が解明されており、どちらもc-KIT遺伝子の突然変位によるもので、各家系により変位が異なる。
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馬のつむじのこと。馬の被毛は直立して生えないで傾斜して生えるために、体表にいわゆる毛流ができて、その起始部や終止部がうず巻き状に巻き込んで、左回りまたは右回りに流れを作るか、また左と右、上と下など反対方向からきた毛流がぶつかり合って毛が立ってくるために生ずるものが旋毛である。できる場所によって呼び名が違う。わが国では馬体各部の旋毛を個体鑑別に利用している。
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馬の毛色の種類で国内では北海道和種によく見られる。被毛はクリーム色から淡い黄白色のものまであり、長毛は被毛と同色から白色に近いものまである。米国から乗馬として輸入されているパロミノもこの毛色に属する。
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パドックなどで歩いているとき、長い頸をツルのように曲げている状態をいう。レースが間近に迫っていることを察知し、神経をたかぶらせている馬によく見かける。一見、気合に満ち溢れ、いかにも走りそうな印象を与えるが、競走能力とは関係はなく、馬の気性の現われとみるべきである。
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被毛は黒味がかった黄褐色から黒味の非常に濃いものまであるが黒色にはならない。長毛は被毛より濃いものから、白色に近いものまである。
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馬は長日性の季節繁殖動物で、北半球では夏至を中心に4-9月に卵巣機能が最も発達し、発情が起こる。健康な牝馬の発情は、約21日周期で起こり、約7日間ほど継続する。発情中の牝馬は、落ち着きがなくなるなどの行動を示すことがある。フケともいう。
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古くは皮爪(ひづめ)が語源とされる。肢端の硬い角質部分だけでなく、角質に含まれる軟組織や骨、腱、じん帯の全てを含んだ名称である。人の中指の先端に相当するが、人と異なり角質が函状に指先をすっぽり覆っており、これにより馬の歩行時に肢端を傷つけないで済んでいる。
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馬の毛色の種類で体に大きな白斑のあるもので、原毛色により駁栗毛、鹿駁毛などという。また、白色部が有色部より多い場合は、駁栗毛、駁鹿毛という。わが国ではポニー、ペイントホースに多い。
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「脚元に熱があったので休ませたら、ゆるんだ」などという。病気などで調教を休み、馬体の調子が下がっていること。馬が不調におちいったときなど、調教を休み、休養をあたえることを「ゆるめる」という。
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前膊部(人と比較すれば手首と肘の間)の内面及び飛節の内後面に付着する褐色の塊をいう。学名は附蝉(ふぜん)といい、蝉(せみ)が木にとまっている姿に似ているところから出たといわれる。馬は元来五指をもつ動物であったのが、現在では中指のみで体を支えている。夜目は拇指〔おやゆび〕が退化した痕跡だともいわれている。その形態、表面の紋様、大きさ等が、ヒトの指紋のように馬ごとにまちまちなので、個体鑑別に用いている国もある。