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ボンドガール
牝4歳
調教師:手塚貴久(美浦)

- 父:ダイワメジャー
- 母:コーステッド
- 母の父:Tizway
- ここに注目!
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3歳時の秋華賞2着など、重賞で6度の連対歴がある実績馬。気性面の激しさも影響したのか、今秋はアイルランドT9着、エリザベス女王杯11着と好結果が出ていないが、適距離の1600メートルに戻れば主役の座は譲れない。
3走前の関屋記念は、中団で折り合いに専念。シンフォーエバー(10着)が後続を3、4馬身ほど離して逃げたが、ペースは平均。2番手以降は直線の瞬発力勝負になり、優勝馬カナテープの切れ味に屈したとはいえ、56キログラムのハンデを背負いながら4コーナー9番手からしぶとく脚を伸ばし、同着の2着に入った。1番人気に支持された2走前のアイルランドTは末脚不発で9着、前走のエリザベス女王杯は400メートルの距離延長に加えてスタートの出遅れも響いて11着に敗れたが、本来のパフォーマンスを発揮できれば、あっさり勝っても不思議はない。
ウンブライル
牝5歳
調教師:木村哲也(美浦)

- 父:ロードカナロア
- 母:ラルケット
- 母の父:ファルブラヴ
- ここに注目!
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3歳時のNHKマイルCで2着に好走。一時期は成績が低迷していたが、今夏以降に復活を遂げ、2走前のオープン特別・関越S(新潟・芝1800メートル)を快勝し、前走の富士Sでは5着に健闘した。念願の重賞制覇に向けて機は熟した。
2走前のオープン特別・関越Sは、中団で折り合いに専念。スローペースで前が残る展開に思えたが、直線ではメンバー中最速タイとなる上がり3ハロン32秒3(推定)の末脚で一気に先頭を捕らえて、2歳時の2022年10月以来の勝利を挙げた。前走の富士Sは、脚をためて中団やや後方を追走。マイルチャンピオンシップの前哨戦で好メンバーがそろっていたが、直線に入ってから外へ持ち出すと、しぶとく脚を伸ばして勝ち馬から0秒4差の5着に追い上げた。3歳時のニュージーランドTで2着の実績があり、コース替わりは不問。復調成った今なら、目が離せない存在だ。
チェルビアット
牝3歳
調教師:高野友和(栗東)

- 父:ロードカナロア
- 母:キューティゴールド
- 母の父:フレンチデピュティ
- ここに注目!
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今春のNHKマイルCでは、馬群をさばきながらしぶとく脚を伸ばして3着に好走した。前走の3勝クラス・紅葉S(東京・芝1600メートル)を勝ってオープンクラス入り。ショウナンパンドラ(父ディープインパクト)の半妹で、さらなる飛躍が期待できそうだ。
2番人気に支持された2走前のローズSは、スタートの出遅れも響いたが、暑さの影響もあったのか本来のパフォーマンスを発揮できず、13着に敗れた。前走の3勝クラス・紅葉Sは、スタートを決めて中団で折り合いに専念。スローペースで前の馬も粘っていたが、直線では外から一完歩ごとに差を詰め、最後は力でねじ伏せるように抜け出し快勝した。今春のNHKマイルC(3着)では、牡馬相手にアタマ+ハナ差の接戦を演じて、能力の高さは証明済み。展開に左右されない自在性があり、初の中山コースにもすんなり対応できそうだ。
カピリナ
牝4歳
調教師:田島俊明(美浦)

- 父:ダンカーク
- 母:ライトリーチューン
- 母の父:マンハッタンカフェ
- ここに注目!
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GⅠ初挑戦となったスプリンターズSはしんがり負けを喫したが、2走前の函館スプリントSを1分06秒6秒のコースレコードで優勝。芝のマイル戦は初めてで、距離延長は鍵になるが、スピードの絶対値は一枚上だ。
2走前の函館スプリントSは、スタートでつまずいたものの、二の脚で挽回して中団を追走。道中は内をロスなく立ち回り、直線もそのままインを突いてしっかり脚を伸ばすと、最後はジューンブレアとの競り合いを制して重賞タイトルを獲得した。前走のスプリンターズSは直線で粘りを欠いて16着に敗れたが、現役屈指の快速馬がそろっていたことを踏まえれば、悲観するような内容ではないだろう。芝4勝はすべて1200メートルだが、今春の愛知杯では1400メートルで勝ち馬から0秒2差の3着に入っている。中間はウッドチップコース主体の調整に替えてスタミナ強化を図っており、距離延長は克服可能だ。
スリールミニョン
牝3歳
調教師:高橋康之(栗東)

- 父:ミスターメロディ
- 母:ルミノハレブタイ
- 母の父:クロフネ
- ここに注目!
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目下2連勝でオープンクラス入り。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで5着、今春のチャーチルダウンズCでは4着に健闘しているが、春よりひと回り馬体が成長して地力強化は明白だ。牝馬同士なら引けを取らない。
2走前の2勝クラス・中京スポニチ賞(中京・芝1400メートル)は、なだめながら2番手を追走。直線の入り口で早めに先頭へ立つと、混戦の2着争いを尻目に1/2馬身押し切って快勝した。前走の3勝クラス・長岡京S(京都・芝1400メートル)は、好スタートから先手を奪うと、マイペースの逃げ。直線でも懸命に粘り、後続の追い上げをクビ差しのいで2連勝を飾った。以前より脚質に幅が出てきたことは収穫で、重賞の速い流れの方が折り合いもつけやすいはず。全4勝を1400メートル以下で挙げているが、1600メートルも問題なく、目下の勢いに乗って重賞初制覇を狙う。
ビップデイジー
牝3歳
調教師:松下武士(栗東)

- 父:サトノダイヤモンド
- 母:ローズベリル
- 母の父:キングカメハメハ
- ここに注目!
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2歳時の阪神ジュベナイルフィリーズで2着に好走。今春は桜花賞11着、オークス13着と振るわなかったが、前走の秋華賞で6着に健闘して再び上昇ムード。今後の活躍を占う意味でも、重要な一戦になりそうだ。
オークス(13着)以来約3か月半の休み明けとなった2走前のローズSは、好スタートからスッと控えて中団を追走。直線では優勝馬カムニャックと併せるように脚を伸ばして見せ場を作り、勝ち馬から0秒3差の4着に健闘した。前走の秋華賞は、脚をためてレース序盤は中団やや後方を進み、向正面半ばからジワッと進出を開始。直線は外からしぶとく脚を伸ばして一度は3番手に上がり、勝ち馬から0秒7差の6着なら、レース内容は悪くなかった。阪神ジュベナイルフィリーズ2着、チューリップ賞3着の実績があり、折り合い面を踏まえても距離短縮はプラスに働きそうだ。
ホウオウラスカーズ
牝7歳
調教師:高木登(美浦)

- 父:ディープインパクト
- 母:ビーコンターン
- 母の父:Shamardal
- ここに注目!
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オープンクラス入りに29戦を要した晩成型。2走前の京成杯オータムHでは13番人気の低評価を覆して重賞制覇を飾り、充実期を迎えている。堅実な末脚が持ち味で、前が止まるような厳しい展開になればチャンスもふくらむだろう。
2走前の京成杯オータムHは、最内枠から中団やや後方のインを追走。スローペースで前へ行った組に有利な展開だったが、直線はそのまま内を狙い、狭いスペースをさばきながら、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒1(推定)の末脚で鮮やかに抜け出して快勝した。前走のアイルランドTは、脚をためて中団やや後ろを追走。スローペースの瞬発力勝負になったなか、直線でジワジワと脚を伸ばして勝ち馬から0秒5差の6着なら、レース内容は悪くない。52キログラムの軽ハンデだった京成杯オータムHから2キログラムの斤量増になるが、重賞勝ちの舞台で侮れない存在だ。
ドロップオブライト
牝5歳
調教師:福永祐一(栗東)

- 父:トーセンラー
- 母:プレシャスドロップ
- 母の父:フレンチデピュティ
- ここに注目!
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昨年のCBC賞で重賞制覇を達成。久々の1600メートル戦となった2走前の京成杯オータムHでは0秒1差の2着に好走した。前走のスプリンターズSは14着に敗れたが、スピードと立ち回りのうまさを生かして上位進出を狙う。
3走前のCBC賞は、重賞の芝1200メートルを思えばスローペースで、優勝馬インビンシブルパパが逃げ切る展開。そのなかで4コーナー16番手からメンバー中最速となる上がり3ハロン32秒3(推定)の末脚で猛然と追い上げ、勝ち馬から0秒2差の4着に入った。2走前の京成杯オータムHは、好スタートから2番手を追走。優勝馬ホウオウラスカーズの瞬発力に屈したものの、一度は先頭に躍り出て惜敗の2着。前走のスプリンターズSは14着に敗れたが、約2か月半の休養で連戦の疲れを癒やし、調教では好調時と遜色のない動きを披露している。改めて注目したい。
(京増 真臣)







