今週の注目レース

中山競馬場 1200メートル（ダート）別定 3歳以上オープン

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中山ダート6ハロンの電撃戦

JRAで唯一のダート1200メートル重賞であり、スピード自慢のダートスプリンターがそろう。逃げ切りあり、追い込みありと、決まり手も多彩な一戦だ。ここでは過去10年のデータから傾向を調べている。

上位拮抗のメンバーになりやすい

過去10年の勝利馬はすべて4番人気以内、かつ単勝オッズ10倍未満の馬で、上位人気馬の成績が拮抗気味。軸馬は4番人気以内で単勝1桁オッズの馬から選ぶのが手堅そうである。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績（過去10年）
単勝人気	成績	勝率	連対率	3着内率
1番人気	2-2-1-5	20.0%	40.0%	50.0%
2番人気	3-2-3-2	30.0%	50.0%	80.0%
3番人気	3-1-0-6	30.0%	40.0%	40.0%
4番人気	2-1-0-7	20.0%	30.0%	30.0%
5番人気	0-0-0-10	0%	0%	0%
6番人気以下	0-4-6-99	0%	3.7%	9.2%

ベテラン勢はやや厳しい

ダート路線では7歳以上の古豪も活躍しているが、カペラSに関しては若い馬の方が成績が良い。3歳馬が勝率26.7%、3着内率33.3%と高く、それに次ぐのが4歳馬である。5歳以上になると好走率がやや低めで、7歳以上になると1着がなく3着内率も11.8%にとどまっている。データ的にはヒモ候補までの評価としたい。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績（過去10年）
年齢	成績	勝率	連対率	3着内率
3歳	4-0-1-10	26.7%	26.7%	33.3%
4歳	3-3-1-23	10.0%	20.0%	23.3%
5歳	2-3-4-41	4.0%	10.0%	18.0%
6歳	1-2-2-25	3.3%	10.0%	16.7%
7歳以上	0-2-2-30	0%	5.9%	11.8%

大型馬に注目

ダート戦は大型馬が有利というセオリーがあるが、カペラSも例に漏れず、過去10年で480キログラムから519キログラムの馬が合計8勝と活躍している。連対率や3着内率も高いので、馬券を買う際には当日の馬体重も参考にしたい。〔表3〕

〔表3〕馬体重別成績（過去10年）
馬体重	成績	勝率	連対率	3着内率
459kg以下	0-1-0-12	0%	7.7%	7.7%
460～479kg	1-1-2-26	3.3%	6.7%	13.3%
480～499kg	5-2-1-31	12.8%	17.9%	20.5%
500～519kg	3-6-4-40	5.7%	17.0%	24.5%
520kg以上	1-0-3-20	4.2%	4.2%	16.7%

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3走以内に1着があった馬が狙い目

過去9年の優勝馬は全て、過去3走以内にダートの1400メートル以下のレースで優勝した経験があった。特に中山・京都・大井のダート1200メートル戦を勝っていた馬の勝利が目立っている。〔表4〕

（姫園　淀仁）

注記：表は横にスクロールすることができます。

〔表4〕優勝馬が過去3走以内に勝利していたレース（過去9年）
年度	優勝馬	過去3走以内に勝利していたレース
2016年	ノボバカラ	プロキオンS（中京・ダート1400m）
2017年	ディオスコリダー	西陣S（京都・ダート1200m）
2018年	コパノキッキング	オータムリーフS（京都・ダート1200m）
2019年	コパノキッキング	東京盃（大井・ダート1200m）
2020年	ジャスティン	東京盃（大井・ダート1200m）
2021年	ダンシングプリンス	京葉S（中山・ダート1200m）
2022年	リメイク	端午S（阪神・ダート1400m）
2023年	テイエムトッキュウ	京葉S（中山・ダート1200m）
2024年	ガビーズシスター	外房S（中山・ダート1200m）