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サレジオ
牡2歳
調教師:田中博康(美浦)

- 父:エピファネイア
- 母:サラキア
- 母の父:ディープインパクト
- ここに注目!
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母は2020年のエリザベス女王杯と有馬記念で2着だったサラキアで、近親に活躍馬の名が並ぶ良血馬。鮮やかに逃げ切ったメイクデビュー阪神(芝1800メートル)で、そのポテンシャルを証明した。ここは通過点にできる器だ。
単勝オッズ1.7倍に支持された前走のメイクデビュー阪神。じわじわとハナを奪うと、道中で13秒台のラップを刻む緩急をつけた逃げ。最後まで余力を持って先頭で走り抜けた。2着、3着、4着、6着馬がその後に勝ち上がり、3着スマートプリエールは札幌2歳Sでも3着に好走。幼さを見せながらも、ハイレベルな一戦を制してみせた。騎乗したC.ルメール騎手は「ペースが遅かったのであの位置へ。物見をしていたけど、いい脚を使ってくれました」と評価した。叔父には2019年朝日杯フューチュリティS優勝馬サリオス、叔母に今年の阪神牝馬Sを優勝したサフィラなどの活躍馬がいる母系の出身。この先に待つ大舞台に向けて格好をつけたい秋始動戦となる。
ダノンヒストリー
牡2歳
調教師:堀宣行(美浦)

- 父:エピファネイア
- 母:コーステッド
- 母の父:Tizway
- ここに注目!
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2024年セレクトセールにおいて4億2900万円(消費税込み)で取引された期待馬。今回と同舞台のメイクデビュー東京(芝1800メートル)を力強く押し切って初陣を飾った。前走後はたっぷりと休養を取り、心身の成長が楽しみな復帰戦となる。
単勝オッズ1.2倍の1番人気で挑んだメイクデビュー東京。二の脚でハナを奪うと、締まったペースを刻んだ。他の先行勢が苦しくなるなか、最後まで力強く走り抜けた。追い込んできた2、3着馬を振り切って快勝。3着、4着、5着、7着馬がその後に勝ち上がっているのなら、レースレベルも評価したい。騎乗したD.レーン騎手は「フィジカルやアクションはいいものがありますが、メンタル面の成長など、まだ覚えることがありますね」と、成長の余地を残しながらの勝利を喜んだ。半兄は2022年共同通信杯を勝ったダノンベルーガ(父ハーツクライ)、半姉は昨年の秋華賞で2着に好走したボンドガール(父ダイワメジャー)という良血馬。器は相当大きい。
ゾロアストロ
牡2歳
調教師:宮田敬介(美浦)

- 父:モーリス
- 母:アルミレーナ
- 母の父:ディープインパクト
- ここに注目!
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ここまで3戦1勝だが、その全てで単勝オッズ1倍台に支持された素質馬。前走のサウジアラビアロイヤルCは上位2頭の切れに屈したが、3着なら格好はつけたか。強力メンバーのここでも能力は引けを取らない。
単勝オッズ1.9倍の1番人気で挑んだ前走のサウジアラビアロイヤルC。中団でうまく折り合いをつけ、手応えよく直線へ。ただ、勝負どころでの切れ味比べに屈し、抜群にはじけた1着エコロアルバから0秒3差の3着に敗れた。騎乗したC.ルメール騎手は「(道中の)ペースが遅かった。スローペースで速い脚を使えず、ジリジリとした伸びになってしまいました。距離は1800メートルから2000メートルはあったほうがいいです」と、得意の展開ではなかったことを強調した。祖母がドイツG1を2勝のナイトマジックという良血馬。芝1800メートルだった2走前の未勝利(新潟)は、好位からスパッと切れて完勝した。実績のある距離に戻って見直したい。
パントルナイーフ
牡2歳
調教師:木村哲也(美浦)

- 父:キズナ
- 母:アールブリュット
- 母の父:Makfi
- ここに注目!
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メイクデビュー新潟(芝1800メートル、2着)出走時が510キログラムという大型馬。2戦目の前走・未勝利(中山・芝1800メートル)では型通りの上昇を見せ、力強い末脚で差し切り勝ちを収めた。先々まで楽しみな大器だ。
単勝オッズ1.1倍の圧倒的1番人気に応えた前走の未勝利。他馬を怖がるような面を見せた初戦から一転、この日は他馬の後ろでリラックスした走りができた。抜群の手応えで迎えた直線は余裕を持って進路を見つけ、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒6(推定)をマーク。楽に突き放した2着のラストスマイルもすぐに次戦を勝ち上がっている。全兄が2024年ダービー卿チャレンジTを優勝したパラレルヴィジョンという血統。素質馬の宝庫・木村哲也厩舎は、先週のエリザベス女王杯をレガレイラで優勝したばかり。厩舎の勢いに乗り、本馬も重賞初制覇を目指す。
ライヒスアドラー
牡2歳
調教師:上原佑紀(美浦)

- 父:シスキン
- 母:クライリング
- 母の父:ハーツクライ
- ここに注目!
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メイクデビュー中山(芝1800メートル)は好位からスパッと切れる完勝劇。馬体重510キログラムの大型馬だが、初戦からレースセンスと反応の良さをアピールした。立ち回りのうまさはここでも大きな武器となる。
1番人気で快勝したメイクデビュー中山。スッと好位2番手をゲットし、かなりのスローペースでも折り合いを欠くことはなかった。上がり3ハロンはメンバー中最速の33秒1(推定)をマーク。高次元の瞬発力で2着馬を3馬身1/2、3着馬はさらに3馬身突き放した。ラストは後ろ振り返るほどの余裕があった勝ちっぷりに、騎乗した佐々木大輔騎手は「最後は遊んでいたくらいですし、あとひとタメできれば、もう一つ上のギアを使えそう。この先が楽しみです」と、伸びしろを感じ取っている様子だった。大型馬らしいスラリとした手脚を生かしたストライドの持ち主。広々した東京コースはマッチしそうだ。前走以上の走りを期待したい。
チュウワカーネギー
牡2歳
調教師:大久保龍志(栗東)

- 父:モーリス
- 母:デックドアウト
- 母の父:Street Boss
- ここに注目!
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メイクデビュー阪神(芝1600メートル)で鮮やかな逃げ切り勝ち。プラス18キログラムの馬体重での出走だった前走・サウジアラビアロイヤルCは5着に敗れたが、ここは休み明け2戦目の上積みが期待できるだろう。
久々の実戦で3番人気に支持された前走のサウジアラビアロイヤルC。もともと雄大な馬体の持ち主だが、さらに体重を増やして534キログラムでの出走だった。大外8枠8枠から馬群の外を追走。積極的に並びかけて行ったが、スローペースからの瞬発力比べで5着に敗れた。騎乗した北村友一騎手は「最後は前に並びかけたのですが、そこからのもうひと伸びがなかったです。スローペースで外を回ったのと、少し間隔が空いた分でしょうか。間違いなく一回使って良くなる感触があります」と、使っての良化に期待していた。前走は控える競馬で苦しい形も経験。敗れはしたが、今後に向けて大きな収穫があったに違いない。
テルヒコウ
牡2歳
調教師:矢作芳人(栗東)

- 父:コントレイル
- 母:ミッシングリンク
- 母の父:ヴィクトワールピサ
- ここに注目!
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2020年クラシック三冠を無敗で制した父コントレイルと同じ矢作芳人厩舎で管理される期待馬。スピード感十分に逃げ切ったメイクデビュー京都(芝1800メートル)は着差以上の完勝だった。偉大な父の背を追いかける。
3番人気で挑んだメイクデビュー京都。好スタートを決めると、後続を引きつけつつ前半1000メートル1分04秒4のスローペースに落とし込んだ。余力十分に直線でスパートをかけると、前評判の高かったエムズビギン(2着)を2馬身1/2突き放して勝利。騎乗した坂井瑠星騎手は「想像以上でした。切れる脚を使うイメージはなかったですが、実戦で良さが出ました。ゲートセンスがいいし、競馬も上手。今後もそこは武器になると思います」と高く評価した。同厩舎で管理された父コントレイルはデビュー2連勝で2019年の東京スポーツ杯2歳Sを優勝。父が飛躍を遂げたこのレースで連勝を狙う。
ストームサンダー
牡2歳
調教師:安達昭夫(栗東)

- 父:ヘンリーバローズ
- 母:マイヴィクトリア
- 母の父:マイビビアーヌ
- ここに注目!
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北海道シリーズで着実に力をつけ、前走の萩S(リステッド・京都・芝1800メートル)で3着に好走し、距離延長にも対応してみせた。メンバー随一となるキャリア6戦の経験値を生かしたい。
6番人気だった前走の萩S(リステッド)は、馬群でじっと体力を温存し、インをロスなく立ち回った。勝負どころでは勝ったバドリナートの直後からしぶとく脚を伸ばして3着に好走。それまでは1500メートルまでの経験しかなかったが、器用な走りで距離延長に対応した。4馬身差の快勝を決めた2走前のオープン特別・クローバー賞(札幌・芝1500メートル)を含め北海道で5戦を走り、力を要する洋芝でパワーを鍛えてきた。1週前追い切りは馬なりでキビキビと動けており、気配は前走以上。キャリア6戦でさまざな展開を経験しており、どんな形にも対応できるはずだ。
(高木 翔平)







