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秋の東京に名ジャンパーが集結
年間で3つしかないJ・GⅡのひとつで、年末の中山大障害(J・GⅠ)の前哨戦に位置付けられている。ここでは過去10年の結果から傾向を探っていく。
1番人気に安定感あり
過去10年で1番人気は4勝を挙げ3着内率も80%と高い。3着以内に入れなかった2頭(2018年ルペールノエル、2023年ジューンベロシティ)も僅差の4着に入っており、1番人気の安定度は高いといえる。1番人気は馬券から外せないだろう。〔表1〕
| 単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 4-1-3-2 | 40.0% | 50.0% | 80.0% |
| 2番人気 | 0-3-2-5 | 0% | 30.0% | 50.0% |
| 3番人気 | 3-4-1-2 | 30.0% | 70.0% | 80.0% |
| 4番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 5番人気 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10.0% |
| 6番人気以下 | 2-1-2-49 | 3.7% | 5.6% | 9.3% |
前走2着以内もしくは3番人気以内の馬が有力
過去10年の優勝馬は全て前走で2着以内に入っていた。前走2着以内の馬と3着以下の馬では好走率がガラリと変わる。馬券の軸は前走で2着以内に入っていた馬から選ぼう。〔表2〕
注記:表は横にスクロールすることができます。
| 前走の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 2着以内 | 10-6-6-25 | 21.3% | 34.0% | 46.8% |
| 3着以下・競走中止 | 0-4-4-49 | 0% | 7.0% | 14.0% |
前走の着順別成績と同じく過去10年の前走の単勝人気別成績でも、前走で3番人気以内だった馬と4番人気以下だった馬では好走率に大きな開きがあるので、前走で3番人気以内に支持されていた馬は評価を上げたい。〔表3〕
| 前走の単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 3番人気以内 | 8-7-7-29 | 15.7% | 29.4% | 43.1% |
| 4番人気以下 | 2-3-3-45 | 3.8% | 9.4% | 15.1% |
東京ジャンプS、新潟ジャンプSからの臨戦馬に注目
過去10年の前走別成績で勝利数が多いのは、東京ジャンプSからの臨戦馬で5勝を挙げている。3着以内馬の総数でいえば新潟ジャンプS組が延べ9頭と最も多い。対して、J・GⅠの中山グランドジャンプ以来の出走となる馬は2勝を挙げるなど悪くない成績ではあるが、上位人気に応えられなかったケースも少なくない。〔表4〕
(姫園 淀仁)
注記:表は横にスクロールすることができます。
| 前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 東京ジャンプS | 5-0-1-6 | 41.7% | 41.7% | 50.0% |
| 中山グランドジャンプ | 2-1-1-9 | 15.4% | 23.1% | 30.8% |
| 新潟ジャンプS | 1-3-5-7 | 6.3% | 25.0% | 56.3% |
| 小倉サマージャンプ | 0-3-0-2 | 0% | 60.0% | 60.0% |
| 阪神ジャンプS | 0-2-1-8 | 0% | 18.2% | 27.3% |
| 春麗ジャンプS | 0-0-1-0 | 0% | 0% | 100% |
| 障害オープン | 2-1-1-12 | 12.5% | 18.8% | 25.0% |
| その他 | 0-0-0-30 | 0% | 0% | 0% |
- 注記:小倉サマージャンプは現在の小倉ジャンプS。今年からは開催時期が2月に変更
