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人馬一体の華麗なる飛越で栄冠を勝ち取れ
当レースは障害レースの中でもJ・GⅠの2レース(中山グランドジャンプ、中山大障害)に次ぐ距離で行われ、向こう正面では重賞レースでしか使われないコースを使用するタフな一戦だ。今回は、中京競馬場で行われた2021年と2022年を含む過去10年の結果から、好走馬に共通するポイントを探ってみた。
7番人気以下は3着以内1回のみ
過去10年で3着以内に入った延べ30頭中29頭は単勝6番人気以内の馬だった。7番人気以下の馬は延べ47頭が出走して、3着以内に入ったのは2019年1着のシゲルヒノクニ(8番人気)だけだ。予想は6番人気以内の馬を中心に組み立てたい。〔表1〕
| 単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 3番人気以内 | 7-3-6-14 | 23.3% | 33.3% | 53.3% |
| 4〜6番人気 | 2-7-4-17 | 6.7% | 30.0% | 43.3% |
| 7番人気以下 | 1-0-0-46 | 2.1% | 2.1% | 2.1% |
前走障害オープンクラス組が中心だが
過去10年の前走別成績を見ると、前走が障害オープン(特別・平場)だった馬が、3着以内馬延べ30頭中17頭を占めている。前走が障害重賞だった馬は3着以内馬の数こそ8頭にとどまっているが、好走率では障害オープン組を上回っている。また、前走が障害未勝利だった馬も7頭中3頭が3着以内に入っているので、初勝利を挙げたばかりの馬も侮れないだろう。なお、前走が平地レースだった馬で優勝した2頭は、既に障害のオープンクラスで1着となった経験がある馬だった。〔表2〕
注記:表は横にスクロールすることができます。
| 前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 障害重賞 | 3-2-3-14 | 13.6% | 22.7% | 36.4% |
| 障害オープン(特別・平場) | 5-6-6-55 | 6.9% | 15.3% | 23.6% |
| 障害未勝利 | 0-2-1-4 | 0% | 28.6% | 42.9% |
| 平地 | 2-0-0-4 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
馬体重が軽めの馬が好相性
過去10年の出走馬の前走の馬体重別成績では、優勝馬10頭中9頭が前走で498キログラム以下だった。500キログラム以上だった馬も3着以内は8回あるが、勝利したのは2017年のマドリードカフェ(前走524キログラム)の1頭だけとなっている。馬体重が重い馬は、やや割り引いた方がいいかもしれない。〔表3〕
(河野 道夫)
| 前走の馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|---|
| 478kg以下 | 4-3-5-23 | 11.4% | 20.0% | 34.3% |
| 480kg〜498kg | 5-2-3-22 | 15.6% | 21.9% | 31.3% |
| 500kg以上 | 1-5-2-32 | 2.5% | 15.0% | 20.0% |
