5番人気以内の馬が強い

過去10年の単勝人気別成績では、5番人気以内の馬が3着以内馬延べ30頭中25頭を占めている。一方で、10番人気以下の馬は3着以内が2着1回とかなりの苦戦傾向にある。勝ち馬についても全馬5番人気以内となっているので、馬券の軸は上位人気馬から選ぶのが得策だろう。〔表1〕

優勝馬の半数は5歳馬だが

過去10年では5歳馬が5勝を挙げているのが目立つが、3着以内の数では5歳馬と6歳馬、7歳以上の馬がほぼ同数。2020年には7歳以上の馬が3着以内を占めたのに加え、2021年に10歳のオジュウチョウサンが優勝、2022年には同じく10歳のマイネルレオーネが3着に入っているので、年齢を気にする必要はなさそうだ。〔表2〕

前走に注目

過去10年の優勝馬は前走が東京ハイジャンプ、イルミネーションジャンプS、秋陽ジャンプS、中山グランドジャンプ、小倉サマージャンプのいずれかだった。該当する馬が延べ20頭以上いたレースの中では、東京ハイジャンプ組の3着内率が60.0%と他を圧倒している。今年も前走が東京ハイジャンプだった馬がいれば、大いに注目してみたい。〔表3〕

前走3着以内馬が優勢

過去10年の優勝馬延べ10頭はいずれも前走で3着以内の成績を収めていた。3着以内馬延べ30頭でみても25頭が前走で3着以内に入っていた。前走4着以下の馬も2着が4回あることから軽視は禁物ながら、馬券の中心となる馬は前走3着以内の馬から選ぶのがよさそうだ。〔表4〕

前走で1番人気もしくは1着だった馬に注目

2019年以降の過去5年の優勝馬5頭のうち3頭は、前走で1番人気に支持されていた。残る2頭は3番人気以下ではあったが、前走での着順が1着だった。前走で1番人気だった馬、もしくは着順が1着だった馬を優勝候補に加えたい。〔表5〕

（河野　道夫）