今週の注目レース

デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)

京都競馬場 1600メートル(芝・外)馬齢 2歳オープン

出走馬情報

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ダイシンラー

牡2歳

調教師:梅田智之(栗東)

  • 父:サトノダイヤモンド
  • 母:グレースドゥモナコ
  • 母の父:タイキシャトル
ここに注目!

芝1500メートルで新馬勝ち。前走から100メートルの距離延長とはなるが、母は現役時代に1800メートルの距離で勝ち星を挙げ、父は菊花賞や有馬記念を制したサトノダイヤモンド。血統的にもこなす可能性は高そうだ。

メイクデビュー札幌(芝1500メートル)はパワフルなフットワークで後方を追走すると、4コーナーでは馬群の大外を回りながら末脚を伸ばし、ゴール手前で差し切ってみせた。メンバー中最速の上がり3ハロン36秒2(推定)をマークしてつかんだアタマ差のV。2着ダノンミッションもすでに勝ち上がりを決めており、濃いメンバーが相手だったことがうかがえる。重馬場でもあっただけに、開催が進み、ややタフなコンディションとなっている現在の京都の芝もこなせるはずだ。初めての重賞挑戦でも能力を発揮できる条件がそろっていると言えるだろう。

ドラゴンブースト

牡2歳

調教師:藤野健太(栗東)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:トーコーディオーネ
  • 母の父:エンパイアメーカー
ここに注目!

デビュー戦7着から一変して、前走の未勝利(京都・芝1600メートル)で初勝利を挙げた。伯父のドラゴンファングは阪急杯で3着、祖母タイキメビウスはアイビスサマーダッシュで3着に好走。スピード値の高い母系の出身だ。

メイクデビュー中京(芝1600メートル)は7着だったが、続く未勝利(京都・芝1600メートル)は道中を好位で運び、直線で追い出されてからしっかりと加速。先に抜け出したブーディガ(2着)をゴール前できっちりとかわし、初勝利を飾った。新馬戦の馬体重458キログラムから、前走は10キログラム増やした468キログラム。まだまだ伸び盛りの時期だけに、さらなるパワーアップが見込めるはずだ。10月31日には栗東CWコースで6ハロン82秒2(ラスト1ハロン11秒6)の好タイムをマーク。引き続き万全の態勢が整えられているとみていいだろう。

ローレルオーブ

牡2歳

調教師:杉山佳明(栗東)

  • 父:ウインブライト
  • 母:ルージュマジック
  • 母の父:アフリート
ここに注目!

伯父のボールドブライアンは芝1600メートルの東京新聞杯を勝ち、函館スプリントSでも2着に好走。本馬はデビューから3戦全て1800メートルで、今回が初の1600メートルとはなるが、スピードに対応できるだけの血統背景の持ち主だ。

メイクデビュー函館(芝1800メートル)は7着に敗れたものの、2戦目となった前々走の未勝利(札幌・芝1800メートル)はメンバー中最速の上がり3ハロン35秒6(推定)をマークして鮮やかな差し切り勝ち。初めての重賞挑戦となった前走の札幌2歳Sは9着だったが、道中最後方から直線でじわじわと末脚を伸ばしており、決して悲観する内容ではなかったはずだ。重賞での経験は今回に向けて生きてくるだろう。デビューから3戦連続で北海道の競馬だったこともあり、初めての洋芝以外のコースへの出走はポイントとなりそうだ。

ランフォーヴァウ

牝2歳

調教師:福永祐一(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:キネオダンサー
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

母は現役時代に1800メートルから2200メートルの距離で3勝をマーク。近親にはG1を4勝した活躍馬Excellent Meetingがいる。本馬は初勝利を挙げた直後の重賞挑戦となるが、素質は高いとみていいだろう。

栗東所属馬ながら、初戦から関東への遠征となったメイクデビュー中山(芝1600メートル)。6着に敗れはしたが、メンバー中2位の上がり3ハロン34秒8(推定)をマークして脚力は示した。続く前走の未勝利(京都・芝1400メートル)では、3枠3番からスタートして内でジッと脚をためると、直線も内を突き一瞬の脚を披露。メンバー中最速の上がり3ハロン34秒5(推定)をマークして、2着馬と1馬身1/2差で初勝利をゲットした。初めての重賞挑戦となるここは、長所である抜群の切れ味を発揮できるかが鍵となりそうだ。

ロヴィーサ

牝2歳

調教師:大根田裕之(栗東)

  • 父:リオンディーズ
  • 母:サウスエンピリカル
  • 母の父:マンハッタンカフェ
ここに注目!

全兄リプレーザは初勝利から3連勝で兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)を勝利。その兄は芝・ダート両方で白星を挙げており、自在性がある血統背景だ。本馬は新馬勝ち直後とはなるが、早期から重賞の舞台で活躍できる下地はあるだろう。

メイクデビュー京都(芝1800メートル)は最内枠からスッと先行すると、じっくりと脚をためて内ラチ沿いを運んだ。直線も内に進路を取り、最後までしぶとく脚を伸ばし続けてそのまま押し切り勝ち。先行策からメンバー中2位タイの上がり3ハロン35秒0(推定)をマークして2着馬に1馬身差をつけており、レースセンスの高さを初戦から披露したと言っていいだろう。先行力と立ち回りのうまさを見せた初戦の走りから、200メートルの距離短縮も十分に克服できるはず。引き続きの京都競馬場への出走はプラスとなるだろう。

(山口 大輝)

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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