昨年、函館記念とオールカマーを連勝。今年初戦の大阪杯では勝ったベラジオオペラとクビ差の2着に入り、GⅠでも通用する力があることを証明した。過去2戦2勝の東京・芝1800メートルで重賞3勝目を狙う。

3戦3勝で今年のスプリングSを勝利。2着馬に3馬身1/2差をつけての重賞初制覇となった。皐月賞を見送って迎えた前走の日本ダービーは9着だったが、夏を越した素質馬の成長度に注目が集まる。

昨年はソングライン、シュネルマイスターを負かして毎日王冠を勝利。自身はラジオNIKKEI賞からの重賞連勝を果たした。今年は未勝利だが、前走の中京記念は中身の濃い競馬で3着。連覇の可能性は十分にある。

一昨年の日経新春杯で重賞初制覇。その後は長期休養に入り、復帰後は3着、3着ときて、前走の鳴尾記念で重賞2勝目を挙げた。6歳でも今回が11戦目と成長の余地は大きく、さらなる飛躍が見込める一頭だ。

今夏、オープン特別・巴賞（函館・芝1800メートル）と函館記念を連勝。特に函館記念は正攻法で後続を突き放す完勝で、ここにきての充実ぶりは目覚ましいものがある。東京は今年の東京新聞杯（3着）以来だが、当時も勝ち馬から0秒2差。コース替わりに不安はない。

今年の中山記念の勝ち馬。好位抜け出しの危なげない勝ち方は、ひとつ殻を破ったようにも感じられた。今回は3月以来と休養が長くなったが、9月25日には栗東CWコースで意欲的に追われており、出走態勢は整っている。

新馬、リステッドと東京・芝1800メートルで連勝。今年はプリンシパルS（リステッド・東京・芝2000メートル）を勝って日本ダービーへと駒を進めた（14着）。今回は2歳時に連勝した舞台。父がモーリスという血統からも中距離はいいはずで、巻き返しを期す。

前走のラジオNIKKEI賞は、向正面最後方から直線で鮮やかに突き抜けての快勝だった。今回は一気に相手が強くなるが、終いの脚はここでも通用の可能性あり。実績馬との斤量差も生かして差し込みを狙う。