当レースは2018年にオープン特別から重賞に格上げされ、2022年にはGⅢに格付けされた。3歳馬にとっては春シーズン唯一の1200メートル重賞となっている。2021年と2022年は中京競馬場で開催されたが、それを含めた過去6年のデータを分析する。
過去6年では1番人気が3勝3着1回、2番人気も3着以内が3回あり、1番人気・2番人気共に3着内率が50%以上となっている。一方で、連対馬13頭中6頭が6番人気以下の馬だったことも見逃せない。上位人気馬から下位人気馬まで、幅広く押さえておきたい。〔表1〕
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-0-1-2 | 50.0% | 50.0% | 66.7% |
2番人気 | 0-2-1-3 | 0% | 33.3% | 50.0% |
3番人気 | 0-1-0-5 | 0% | 16.7% | 16.7% |
4番人気 | 1-0-1-4 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
5番人気 | 0-0-1-5 | 0% | 0% | 16.7% |
6〜9番人気 | 1-2-1-20 | 4.2% | 12.5% | 16.7% |
10番人気以下 | 1-2-0-43 | 2.2% | 6.5% | 6.5% |
前走が地方競馬のレースだった馬を除いて過去6年の前走の4コーナー通過順別成績をまとめると、優勝馬6頭はいずれも前走の4コーナーを3番手以内で通過していた。4番手以下だった馬は3着以内に7頭が入っているものの、1着がなく3着内率は13.2%にとどまっている。前走のレース振りを比較する際は、4コーナーを3番手以内で通過していた馬を重視したい。〔表2〕
注記:表は横にスクロールすることができます。
前走の4コーナー通過順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
3番手以内 | 6-4-1-34 | 13.3% | 22.2% | 24.4% |
4番手以下 | 0-3-4-46 | 0% | 5.7% | 13.2% |
過去6年の前走の着順別成績では、1着だった馬が3勝を含む3着以内8回で3着内率が最も高くなっている。それに続く成績を残しているのが10着以下に敗れていた馬で、3着内率は1着だった馬に迫る数値となっている。前走で勝利していた馬の勢いを重視しつつ、10着以下に敗れていた馬の巻き返しも想定しておきたい。〔表3〕
(河野 道夫)
前走の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 3-2-3-25 | 9.1% | 15.2% | 24.2% |
2〜5着 | 1-1-1-20 | 4.3% | 8.7% | 13.0% |
6〜9着 | 1-1-0-17 | 5.3% | 10.5% | 10.5% |
10着以下 | 1-3-1-20 | 4.0% | 16.0% | 20.0% |
ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。