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合田 直弘(海外競馬解説者)フォーエバーヤング/ソヴリンティ
中心は言うまでもなくフォーエバーヤングだ。前年同様に今季も中東で始動し、サウジカップ(G1・サウジアラビア)連覇を果たした同馬。これも前年同様、ドバイワールドC(G1・UAE)では思わぬ取りこぼしを見せたが(2着)、新装なったベルモントパーク競馬場で9月18日に行われたジョッキークラブゴールドC(G1・アメリカ)では、半年ぶりのレースを完勝している。最大のポイントだったのが、検疫上の規定で、渡米後の6週間を競馬場で過ごさざるを得なかったことで、ともすれば画一的な調教しか選択肢がない中、身心の状態をどう上げていくかが焦点となった。前走後も1か月ほどベルモントパーク競馬場に滞在した後、20日にキーンランド競馬場に移動した同馬は、28日に最終追い切りを消化。その動きは彼本来のもので、そうであるならば、この馬以外に本命を打つという選択肢はない。
面白味のない選択で恐縮だが、2番手はソヴリンティとさせていただく。昨年のアメリカ年度代表馬には、当然のことながら、充分な敬意を払うべきである。
当初は、3歳世代の二冠馬で、強力な末脚を持つゴールデンテンポを2番手に抜擢しようと考えていたのだが、コーナーのきついキーンランド競馬場は不向きとみて、評価を下げることにした。

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。
エマ・ベリー(イギリス在住競馬ジャーナリスト)フォーエバーヤング/ソヴリンティ
7頭というコンパクトな頭数になったが、精鋭ぞろいで、極めて高い水準での争いとなること必至だ。
私の本命は、フォーエバーヤング。日本産馬で、関係者も全て日本人ホースマンではあるが、その存在は既に日本という枠を遥かに越えている。この馬の歩んできた道程が、常に国境をまたぎ越えてきたもので、そういうかつてないローテーションを歩みながら、ほぼ完璧に近い成績を残してきた。いまや世界中の競馬関係者とファンが、その動向を固唾(かたず)を呑んで見守っていると言えそうである。昨年と同じ5番枠からの発走というのも、吉兆だろう。
3歳世代の二冠馬ゴールデンテンポ、二冠目のプリークネスS(G1・アメリカ)を制しているナポレオンソロ、ここ2戦の内容が素晴らしいナイツブリッジなど、強豪ぞろいだが、セレクションの2番手には昨年のケンタッキーダービー(G1・アメリカ)を含むG1・4勝馬ソヴリンティをあげたい。昨年のアメリカと日本の年度代表馬が、ゴール前で真っ向勝負を展開するという、想像するだけでも鳥肌が立つような結末を目の当たりにすることを期待したい。(訳:合田直弘)

ワールドワイドな競馬日刊紙サラブレッド・デイリー・ニュースのヨーロッパ・パートの編集責任者。これまでも、サラブレッド・オーナー&ブリーダー、ペースメーカーホース&ハウンド、レーシングポスト、インサイドレーシング(オーストラリア)など、数多くの競馬および馬術関係出版物に寄稿している。 少数ながら馬も所有し、生産と競馬にも従事。夫は調教師のジョン・ベリーで、現在はニューマーケット在住。
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