海外競馬発売

凱旋門賞(G1)

パリロンシャン競馬場 芝2400メートル3歳以上 牡・牝

発売開始時刻
日本時間10月6日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
UMACA:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間10月6日(日曜)23時20分

発売情報

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日本時間10月6日(日曜)
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2024年凱旋門賞 合田's View『世界の合田』によるレース展望

好メンバーがそろう欧州勢、シンエンペラーが切り込む

今年の英ダービー馬や、今年のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS勝ち馬を欠いてはいるものの、層が厚いのが欧州のこの路線で、今年も好メンバーが集まっている。

各馬の実力が拮抗した混戦模様となっている中、頭ひとつ抜けた存在となっているのが、地元フランスの3歳馬ソジーだ。7月のパリ大賞(G1・フランス)に続いて、アークトライアルデーのニエル賞(G2・フランス)も快勝。この2戦を含めて、パリロンシャンは3戦3勝と、抜群のコース適性を誇る。管理するのが、凱旋門賞で史上最多の8勝を挙げているアンドレ・ファーブルというのも心強い材料だ。

ニエル賞で3着に敗れ、デビュー4戦目にして初の敗戦を喫したのが、仏ダービー(G1・フランス)勝ち馬ルックドゥヴェガだ。逃げ馬不在で、押し出されるようにハナに立つという、不慣れな展開になったことが敗因と見られており、約3か月半の休み明けを使われた上積みのある凱旋門賞では、依然として争覇圏にいる1頭と見られている。

アイルランドの3歳馬を代表しての参戦となるのが、エイダン・オブライエン厩舎のロスアンゼルスだ。愛ダービー(G1・アイルランド)の勝ち馬で、いささか距離不足かと思われた9月14日の愛チャンピオンS(G1・アイルランド)でも、勝ち馬から差のない4着に健闘。手綱をとる予定の名手ライアン・ムーアの腕も加味すれば、2400メートルの凱旋門賞では巻き返しがありそうだ。

その愛チャンピオンSで、ロスアンゼルスに先着して3着に入ったのが、日本調教馬シンエンペラーだった。欧州緒戦で、明らかに仕上がり途上の状態で、しかもゴール前で馬群を割ろうとして進路がなく、外に切り返して追い込む競馬で、勝ち馬からクビ+3/4馬身差の3着というのは、非常に内容の濃い一戦だった。日本競馬界にとっての悲願が、明らかに視界に入っている。

3歳勢優勢と言われている中、ここにきて評価が急上昇し、古馬の代表格としての参戦となるのがアルリファーだ。7月のエクリプスS(G1・イギリス)で今年の英ダービー馬シティオブトロイから1馬身差の2着に入ると、初めて2400メートル戦を走った8月11日のベルリン大賞(G1・ドイツ)を5馬身差で快勝。道悪でも好成績を収めており、当日のパリロンシャンが重馬場になるようなら、さらに有力になると見られている。手綱をとるのは、これが11度目の凱旋門賞騎乗となるレジェンド武豊騎手だ。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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