レース成績データのアイコン 2022年 重賞レース一覧マイルチャンピオンシップ

第39回 マイルチャンピオンシップ

大外から豪脚一閃のセリフォスがGⅠ初制覇を果たす!

この路線の中心メンバーが集結し、激闘を繰り広げたマイルチャンピオンシップ(GⅠ)。ゴール前の大混戦を内に見ながら鮮やかに突き抜けたのは、セリフォスだ。

毎日杯1着のピースオブエイト、京成杯オータムHを競り勝ったファルコニアが隊列を引っ張り、GⅠ・3勝のソダシは先行勢を見る位置へ。その後ろには昨年3着のダノンザキッド、さらにはシュネルマイスター、ダノンスコーピオンという2世代のNHKマイルC覇者、マイラーズC勝ち馬ソウルラッシュらが構える。

富士Sを差し切ったセリフォスは、毎日王冠で復活勝利を挙げたサリオス、同2着のジャスティンカフェらとともに後方グループ。鞍上のダミアン・レーン騎手いわく「前走がいい勝ち方だったし追い切りの動きも良かったので自信を持っていたが、ここは理想より若干後ろ。届くかどうか不安もあった」というポジショニングだ。

が、その思いは杞憂に終わることとなる。

直線。高松宮記念2着のロータスランドやピースオブエイトらが先頭をうかがうと、ソダシ、ソウルラッシュ、ジャスティンカフェ、シュネルマイスターらもスパート。密集しながらの激しい追い比べへと移行する。そこへ襲い掛かったのが、4コーナーでスムーズに外へと持ち出され、大外から追撃を開始したセリフォスだ。

「2、3完歩で『届く』とわかるほど素晴らしい反応だった」とレーン騎手。確かにセリフォスの瞬発力は抜群、内の各馬を交わし去ると、激しい2着争いに1馬身4分の1差をつけての先頭ゴールとなる。

新潟2歳S、デイリー杯2歳S、そして前走・富士Sの勝ち鞍はあるものの、朝日杯フューチュリティSは2着、NHKマイルCと安田記念は4着とGⅠでは惜敗続きだったセリフォスにとって、その悔しさを晴らす勝利。ここまで7戦すべて芝1600メートルを使われてきた、スペシャリストとしての“こだわり”が結実した瞬間だったといえるだろう。

(谷川 善久)

11レース
ウインファイヴ 5レース目

第39回マイルチャンピオンシップGⅠ

3歳以上
オープン
(国際)(指定)
定量
コース:1,600メートル(芝・右 外)
  • 本賞金(万円)
    1. 1着18,000
    2. 2着7,200
    3. 3着4,500
    4. 4着2,700
    5. 5着1,800
  • 付加賞(万円)
    1. 1着357
    2. 2着102
    3. 3着51
着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 コーナー通過順位 推定上り 馬体重(増減) 調教師名 単勝人気
1 枠5黄 10 セリフォス 牡3 56.0 D.レーン 1:32.5
  • 14
  • 13
33.0 486(-4) 中内田 充正 6
2 枠2黒 3 ダノンザキッド 牡4 57.0 北村 友一 1:32.7 1 1/4
  • 7
  • 9
33.5 530(+4) 安田 隆行 8
3 枠3赤 6 ソダシ 牝4 55.0 吉田 隼人 1:32.8 1/2
  • 4
  • 4
33.8 480(+2) 須貝 尚介 2
4 枠6緑 11
ソウルラッシュ
ブリンカー着用
牡4 57.0 松山 弘平 1:32.8 ハナ
  • 9
  • 6
33.7 504(+4) 池江 泰寿 5
5 枠2黒 4 マルガイシュネルマイスター 牡4 57.0 C.ルメール 1:32.8 クビ
  • 9
  • 9
33.5 494(+4) 手塚 貴久 1
6 枠4青 7 ジャスティンカフェ 牡4 57.0 福永 祐一 1:32.9 クビ
  • 15
  • 15
33.2 498(0) 安田 翔伍 7
7 枠7橙 13 エアロロノア 牡5 57.0 武 豊 1:32.9 ハナ
  • 11
  • 9
33.6 500(+4) 笹田 和秀 11
8 枠4青 8 マルガイロータスランド 牝5 55.0 岩田 望来 1:32.9 クビ
  • 4
  • 4
33.9 482(-4) 辻野 泰之 15
9 枠5黄 9 ピースオブエイト 牡3 56.0 C.デムーロ 1:33.0 クビ
  • 1
  • 2
34.3 470(+4) 奥村 豊 12
10 枠1白 1 マテンロウオリオン 牡3 56.0 横山 典弘 1:33.2 1 1/4
  • 11
  • 12
33.8 484(-2) 昆 貢 10
11 枠8桃 15 ダノンスコーピオン 牡3 56.0 川田 将雅 1:33.3 クビ
  • 6
  • 6
34.2 460(-2) 安田 隆行 4
12 枠1白 2 ウインカーネリアン 牡5 57.0 三浦 皇成 1:33.4 1/2
  • 7
  • 6
34.3 508(-6) 鹿戸 雄一 9
13 枠8桃 17 ファルコニア 牡5 57.0 池添 謙一 1:33.6 1 1/4
  • 2
  • 1
35.1 474(+8) 高野 友和 13
14 枠3赤 5 サリオス 牡5 57.0 R.ムーア 1:33.6 ハナ
  • 11
  • 13
34.1 530(-4) 堀 宣行 3
15 枠6緑 12 ホウオウアマゾン 牡4 57.0 坂井 瑠星 1:33.7 1/2
  • 3
  • 3
34.9 520(0) 矢作 芳人 14
16 枠8桃 16 ハッピーアワー 牡6 57.0 川又 賢治 1:34.0
  • 16
  • 15
34.3 450(+4) 杉山 佳明 16
17 枠7橙 14
ベステンダンク
ブリンカー着用
牡10 57.0 藤岡 佑介 1:34.2 1 1/4
  • 17
  • 17
34.4 526(+4) 安達 昭夫 17
タイム
ハロンタイム 12.2 - 11.2 - 11.7 - 11.5 - 11.9 - 11.6 - 10.8 - 11.6
上り 4F 45.9 - 3F 34.0
コーナー通過順位
3コーナー (*9,17)12(8,6)15(2,3)(4,11)(1,5,13)10,7,16,14
4コーナー 17,9,12(8,6)(2,15,11)(3,4,13)1(5,10)(7,16)14

払戻金

  • 単勝
    10
    920
    6番人気
  • 複勝
    10
    330
    6番人気
    3
    520
    8番人気
    6
    220
    2番人気
  • 枠連
    2-5
    1,410
    7番人気
  • ワイド
    3-10
    2,980
    31番人気
    6-10
    1,170
    15番人気
    3-6
    2,240
    24番人気
  • 馬連
    3-10
    11,870
    32番人気
  • 馬単
    10-3
    19,920
    58番人気
  • 3連複
    3-6-10
    20,530
    62番人気
  • 3連単
    10-3-6
    142,650
    411番人気
  • 決勝写真
勝馬の情報
勝馬 セリフォス
[牡3・栗毛]
父:ダイワメジャー
母:シーフロント
馬主 株式会社G1レーシング
生産地 北海道勇払郡安平町
生産牧場 追分ファーム
戦績 8戦5勝
獲得賞金 395,706,000円
主な勝鞍 重賞4勝目
2021年 新潟2歳ステークス(GⅢ)
2021年 デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)
2022年 富士ステークス(GⅡ)
騎手 D.レーン:初勝利
調教師 中内田 充正:初勝利
  • 注記:戦績・獲得賞金は2022年マイルチャンピオンシップ(GⅠ)終了時点
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