レース成績データのアイコン 2020年 重賞レース一覧マイルチャンピオンシップ

第37回 マイルチャンピオンシップ

この路線に敵なし! グランアレグリアがGⅠ3連勝を飾る

京都競馬場整備工事のため、史上初めて阪神競馬場での開催となったマイルチャンピオンシップ(GⅠ)には、昨年の朝日杯フューチュリティS勝ち馬サリオスと、阪神ジュベナイルフィリーズで2歳コースレコードを叩き出したレシステンシア、連覇を目指すインディチャンプ、マイルGⅠ3勝のアドマイヤマーズ、NHKマイルC覇者ラウダシオンらが集った。

その豪華メンバーの中で、単勝オッズ1.6倍という揺るぎない信頼を集めた存在がいた。アーモンドアイを完封した安田記念、大外から豪快に突き抜けたスプリンターズS、目下GⅠを2連勝中と充実ぶりが光るグランアレグリアだ。

レシステンシアが先導し、ラウダシオンやアドマイヤマーズが続いた隊列は800メートル通過46秒9のラップを刻む。グランアレグリアは先行馬群の中。「いいスタートから、いいポジションを取れて、リラックスして走れた」と鞍上クリストフ・ルメール騎手が振り返る絶好の位置取りだ。

だが、この大本命にピンチが訪れる。4コーナーから直線にかけて外からインディチャンプの進出を許し、前に入られたのだ。

「マークされるのも競馬。ここは我慢。この馬が強いことはよく知っている」

ルメール騎手の自信はパートナーにも伝わり、形となって現れる。残り150メートル、ようやく外にスペースを見つけたグランアレグリアとルメール騎手のコンビは、そこからスパート。強烈な末脚を繰り出すと、前で競り合うインディチャンプとアドマイヤマーズを一瞬にして交わし去り、先頭でゴールを駆け抜けたのである。

4分の3馬身差という着差以上の強さでGⅠ3連勝を果たしたグランアレグリア。そのポテンシャルの高さを、あらためて観る者とライバルたちに知らしめた一戦であった。

(谷川 善久)

11レース
ウインファイブ5レース目

第37回 マイルチャンピオンシップGⅠ

3歳以上
オープン
(国際)(指定)
定量
コース:1,600メートル(芝・右 外)
  • 本賞金(万円)
    1. 1着13,000
    2. 2着5,200
    3. 3着3,300
    4. 4着2,000
    5. 5着1,300
  • 付加賞(万円)
    1. 1着357
    2. 2着102
    3. 3着51
着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手 タイム 着差 コーナー通過順位 推定上り 馬体重(増減) 調教師 単勝人気
1 枠2黒 4 グランアレグリア 牝4 55.0 C.ルメール 1:32.0
  • 5
  • 5
33.2 502(-2) 藤沢 和雄 1
2 枠4青 8 インディチャンプ 牡5 57.0 福永 祐一 1:32.1 3/4
  • 7
  • 5
33.2 472(-8) 音無 秀孝 3
3 枠4青 7 アドマイヤマーズ 牡4 57.0 川田 将雅 1:32.2 クビ
  • 3
  • 2
33.6 484(+2) 友道 康夫 5
4 枠6緑 11 スカーレットカラー 牝5 55.0 岩田 康誠 1:32.4
  • 8
  • 8
33.3 490(+2) 高橋 亮 13
5 枠8桃 17 サリオス 牡3 56.0 M.デムーロ 1:32.4 クビ
  • 13
  • 13
33.1 538(0) 堀 宣行 2
6 枠8桃 16 ヴァンドギャルド 牡4 57.0 戸崎 圭太 1:32.5 1/2
  • 11
  • 11
33.3 474(+6) 藤原 英昭 8
7 枠8桃 15 ペルシアンナイト 牡6 57.0 大野 拓弥 1:32.6 3/4
  • 16
  • 15
33.2 500(+10) 池江 泰寿 11
8 枠1白 2 レシステンシア 牝3 54.0 北村 友一 1:32.8
  • 1
  • 1
34.3 500(+24) 松下 武士 4
9 枠1白 1 ベステンダンク 牡8 57.0 藤岡 佑介 1:32.8 クビ
  • 3
  • 5
34.0 520(-4) 安達 昭夫 16
10 枠7橙 14 サウンドキアラ 牝5 55.0 松山 弘平 1:32.9 1/2
  • 11
  • 11
33.7 456(-2) 安達 昭夫 7
11 枠3赤 5 メイケイダイハード 牡5 57.0 酒井 学 1:33.0 3/4
  • 8
  • 8
33.9 550(+10) 中竹 和也 15
12 枠6緑 12 アウィルアウェイ 牝4 55.0 藤岡 康太 1:33.2 3/4
  • 13
  • 13
33.9 488(+10) 高野 友和 14
13 枠2黒 3 ケイアイノーテック 牡5 57.0 津村 明秀 1:33.2 ハナ
  • 17
  • 16
33.6 480(+8) 平田 修 10
14 枠7橙 13 タイセイビジョン 牡3 56.0 石橋 脩 1:33.2 アタマ
  • 8
  • 8
34.2 468(0) 西村 真幸 12
15 枠3赤 6 ラウダシオン 牡3 56.0 武 豊 1:33.2 アタマ
  • 2
  • 2
34.6 512(+2) 斉藤 崇史 6
16 枠5黄 10 ブラックムーン 牡8 57.0 幸 英明 1:33.4 1 1/4
  • 15
  • 16
33.9 498(-12) 西浦 勝一 17
17 枠5黄 9 カツジ 牡5 57.0 池添 謙一 1:34.3
  • 5
  • 4
35.6 500(0) 池添 兼雄 9
タイム
ハロンタイム 12.5 - 11.0 - 11.4 - 12.0 - 11.6 - 11.0 - 10.8 - 11.7
上り 4F 45.1 - 3F 33.5
コーナー通過順位
3コーナー 2,6(1,7)(4,9)8(11,5,13)(16,14)(12,17)-10,15,3
4コーナー 2(6,7)9(1,4,8)(11,5,13)(16,14)(12,17)15(10,3)

払戻金

  • 単勝
    4 160 1番人気
  • 複勝
    4 110 1番人気 8 190 3番人気 7 200 4番人気
  • 枠連
    2-4 370 2番人気
  • ワイド
    4-8 280 2番人気 4-7 320 3番人気 7-8 830 9番人気
  • 馬連
    4-8 620 2番人気
  • 馬単
    4-8 790 2番人気
  • 3連複
    4-7-8 1,610 4番人気
  • 3連単
    4-8-7 4,480 10番人気
勝馬の情報
勝馬 グランアレグリア
[牝4・鹿毛]
父:ディープインパクト
母:タピッツフライ
馬主 有限会社 サンデーレーシング
生産地 北海道勇払郡安平町
生産牧場 ノーザンファーム
戦績 10戦7勝
獲得賞金 720,215,000円
主な勝鞍 重賞6勝目
2018年 サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)
2019年 桜花賞(GⅠ)
2019年 阪神カップ(GⅡ)
2020年 安田記念(GⅠ)
2020年 スプリンターズステークス(GⅠ)
騎手 C.ルメール:初勝利
調教師 藤沢 和雄:5勝目
1993年 シンコウラブリイ
1997年 タイキシャトル
1998年 タイキシャトル
2001年 ゼンノエルシド
  • 注記:戦績・獲得賞金は2020年マイルチャンピオンシップ(GⅠ)終了時点
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