|
|
|
|
|
|
|
熾烈な叩き合いを制し、カネヒキリが“ダート最強”を実証
|
昨年の覇者タイムパラドックス、武蔵野Sを勝ったサンライズバッカス、充実著しいサカラート、さらにはパーソナルラッシュにユートピア、アメリカからはGIホースのラヴァマンとGII馬タップデイ、地方からは東京大賞典勝ち馬アジュディミツオー……と、砂実績豊富な16頭の戦いとなった今回のジャパンカップダート(GI)。そのゴール前は壮絶なデッドヒートとなりました。
直線に入ると、ユートピアの逃げを交わして横山典弘騎手のシーキングザダイヤがまずは先頭に立ち、これに内からケント・デザーモ騎手のスターキングマンが並びかけ、さらに外からは武豊騎手のカネヒキリが迫ります。
ゴールまで続く、長く激しい追い比べ、熾烈な叩き合い。その後ろにはタイムパラドックスとサンライズバッカスも続いていましたが、懸命の3頭と渾身の3騎手は、どこか別次元で戦っているかのような迫力をまとっていました。
最後は写真判定にもつれ込み、結果、2着シーキングザダイヤにハナ差をつけた1番人気カネヒキリに軍配は上がります。勝ちタイムは2分8秒0のレコードでした。
ディープインパクトと同じ3歳、同じ勝負服、鞍上にも同じく武豊騎手が座り、ダートで抜群の競走成績を刻み続けていることから“もう1頭の最強馬”といわれるカネヒキリ。前走でサンライズバッカスの後塵を拝してダート無敗はストップし、圧勝を続けたディープインパクトに対してカネヒキリは僅差での戴冠となりましたが、その名にふさわしい力走を見せたのです。
「さすがに楽には勝たせてもらえなかった。なんとか勝てたという感じだけれど、勝てたことじたいが大きい」と武騎手。
そう、競馬では勝利こそが絶対。歴史に残るであろうデッドヒートをレコードで制し、カネヒキリがダート最強を実証してみせたのはまぎれもない事実です。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2005年5回東京7日( 11月 26日) 11R |
第6回 ジャパンカップダート(GI) |
サラ系3歳以上 |
2100m |
ダート・左 |
(国際)(指定) オープン |
定量 |
本賞金: 13000、 5200、 3300、 2000、 1300万円 |
発走 15:20 |
|
天候:晴 |
ダート:良 |
着順 |
枠 |
馬番 |
記号 |
馬名 |
性 |
齢 |
負担
重量 |
騎手 |
タイム |
着差 |
馬体重 |
調教師 |
単勝
人気 |
1 |
5 |
10 |
(父)(市) |
カネヒキリ |
牡 |
3 |
55.0kg |
武豊 |
2:08.0 |
レコード |
514Kg |
+4 |
角居勝彦 |
1 |
2 |
4 |
7 |
(外) |
シーキングザダイヤ |
牡 |
4 |
57.0kg |
横山典弘 |
2:08.0 |
ハナ |
484Kg |
-11 |
森秀行 |
11 |
3 |
3 |
6 |
(外) |
スターキングマン |
牡 |
6 |
57.0kg |
K.デザーモ |
2:08.0 |
クビ |
462Kg |
-6 |
森秀行 |
13 |
4 |
3 |
5 |
|
タイムパラドックス |
牡 |
7 |
57.0kg |
O.ペリエ |
2:08.2 |
1 1/4馬身 |
462Kg |
-3 |
松田博資 |
3 |
5 |
2 |
3 |
|
サンライズバッカス |
牡 |
3 |
55.0kg |
佐藤哲三 |
2:08.2 |
ハナ |
470Kg |
+6 |
音無秀孝 |
5 |
6 |
1 |
1 |
(父) |
シロキタゴッドラン |
牡 |
6 |
57.0kg |
吉田豊 |
2:09.0 |
5馬身 |
478Kg |
-8 |
中尾秀正 |
16 |
7 |
6 |
11 |
|
サカラート |
牡 |
5 |
57.0kg |
L.デットーリ |
2:09.2 |
1 1/4馬身 |
472Kg |
+1 |
石坂正 |
2 |
8 |
2 |
4 |
(市) |
ユートピア |
牡 |
5 |
57.0kg |
安藤勝己 |
2:09.4 |
1 1/2馬身 |
476Kg |
-4 |
橋口弘次郎 |
8 |
9 |
5 |
9 |
|
ハイアーゲーム |
牡 |
4 |
57.0kg |
田中勝春 |
2:10.4 |
6馬身 |
508Kg |
+10 |
大久保洋吉 |
10 |
10 |
7 |
14 |
[地] |
アジュディミツオー |
牡 |
4 |
57.0kg |
内田博幸 |
2:10.5 |
クビ |
538Kg |
+6 |
川島正行 |
4 |
11 |
1 |
2 |
[外] |
ラヴァマン |
せん |
4 |
57.0kg |
C.ナカタニ |
2:10.8 |
1 3/4馬身 |
502Kg |
前走計量不能 |
D.オニール |
6 |
12 |
7 |
13 |
(外) |
ジンクライシス |
牡 |
4 |
57.0kg |
柴田善臣 |
2:11.7 |
5馬身 |
490Kg |
+6 |
土田稔 |
14 |
13 |
4 |
8 |
[外] |
タップデイ |
牡 |
4 |
57.0kg |
E.コア |
2:11.8 |
クビ |
564Kg |
前走計量不能 |
M.ヘニグ |
9 |
14 |
6 |
12 |
(外) |
パーソナルラッシュ |
牡 |
4 |
57.0kg |
藤田伸二 |
2:12.2 |
2 1/2馬身 |
486Kg |
+4 |
山内研二 |
7 |
15 |
8 |
16 |
(市) |
ヒシアトラス |
牡 |
5 |
57.0kg |
蛯名正義 |
2:12.3 |
1/2馬身 |
548Kg |
+8 |
中野隆良 |
12 |
16 |
8 |
15 |
[外] |
エキセントリック |
せん |
4 |
57.0kg |
D.ホランド |
2:14.0 |
大差 |
484Kg |
前走計量不能 |
A.リード |
15 |
ハロンタイム |
6.9 - 11.2 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 12.4 - 12.6 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.4 |
1コーナー |
(4,7,*14)12(2,5,11)15,10,6(8,9,13)(3,16)-1 |
2コーナー |
4,14(7,12)(2,5)11(6,10,15)(8,13)(3,9)16,1 |
3コーナー |
4-14(7,12)5(2,11)(6,10,15)(3,8,13)(1,9,16) |
4コーナー |
4(7,14)(5,11)(2,6,12,10)3(13,15)(8,16)(1,9) |
<払戻金>
単勝 |
10 |
210円 |
1番人気 |
複勝 |
10 |
130円 |
1番人気 |
07 |
910円 |
10番人気 |
06 |
1,450円 |
14番人気 |
枠連 |
4-5 |
2,000円 |
9番人気 |
馬連 |
07-10 |
5,900円 |
19番人気 |
ワイド |
07-10 |
1,960円 |
19番人気 |
06-10 |
3,480円 |
32番人気 |
06-07 |
15,600円 |
90番人気 |
馬単 |
10-07 |
6,980円 |
21番人気 |
3連複 |
06-07-10 |
98,000円 |
176番人気 |
3連単 |
10-07-06 |
371,790円 |
698番人気 |
|
|
勝 馬 |
(父)(市)カネヒキリ [牡3・栗毛]
父:フジキセキ
母:ライフアウトゼア |
馬主 |
金子真人ホールディングス(株) |
生産地
| 北海道勇払郡早来町 |
生産者 |
ノーザンファーム |
戦 績 |
11戦7勝
(内中央 9戦5勝)
(内地方交流 2戦2勝) |
獲得賞金 |
320,785,000円
(内中央 220,785,000円)
(内地方交流 100,000,000円) |
主な勝鞍 |
重賞4勝目
H17 |
ユニコーンステークス(GIII) |
H17 |
ジャパンダートダービー(GI) [大井] |
H17 |
ダービーグランプリ(GI) [盛岡] |
|
騎 手 |
武 豊:3勝目
|
調教師 |
角居 勝彦:初勝利 |
※戦績・獲得賞金は2005年ジャパンカップダート(GI)終了時点
|
|
【外国人騎手のコメント】
○C.ナカタニ騎手 2番ラヴァマン号
向う正面の直線で左前脚の底部を怪我して出血し、その後はレースにならなかった。大変残念だ。
○E.コア騎手 8番タップデイ号
調子はこちらに来て上がっていたので、楽しみにしていたが、残念だ。もう少し堅い馬場がこの馬に合っている。
○L.デットーリ騎手 11番サカラート号
スタートも流れもとてもいい感じで4角くらいではかなりの手応えだったが、直線での伸びが他の馬に比べて足りなかった。でも馬自身は最後まで良く走ってくれたと思う。
○D.ホランド騎手 15番エキセントリック号
レースの間ずっと追っていたのだけど、全然反応してくれなかった。
|
|
|
|
|
|
|